グローバルX社が2022年6月24日に新たなETFを2本同時に東証新規上場しました。
ありそうでなかった日本のテクノロジー企業を選抜したETFです。
今回は、2854 グローバルX テック・トップ20-日本株式 ETFについてご紹介いたします
2854 グローバルX テック・トップ20-日本株式 ETF
日本を代表するテクノロジー関連企業によりで構成される「FactSet Japan Tech Top 20 Index」指数への連動を目指す、東証に上場するETFです。
テクノロジー関連分野として、「ハードウェアおよび電子機器」、「自動化(ロボティクス)」、「クラウド」、「コンテンツ/プラットフォーム」、「eコマース」、「半導体」の6つをサブテーマとして設定しており、当該サブテーマから収益を得ている企業へ投資を行います。
5年平均のEBITDA(税引前利益+支払利息+減価償却費)およびROEがマイナスである銘柄を除いたテクノロジー関連銘柄の中から、6つのサブテーマごとに時価総額上位3位に入る銘柄を選定します。これで6テーマ×3銘柄で18銘柄。加えてワイルドカード枠として、上記以外の組入候補銘柄の中からサブテーマに関係なく、時価総額上位2位に入る銘柄を選定し、合計20銘柄が指数構成銘柄となります
運営会社 グローバルXとは
グローバルX は2008年創業のETFに特化した運用会社で、ニューヨークを拠点としています。世界の潮流への投資を目的としたテーマ型ETFと、安定した分配金獲得のためのインカム型ETFなどを提供しています。特定のテーマに沿った特化型のETFを多く提供しています。
日本の東証に上場するETFも増えてきています。
基本情報
配当月 | 4月,10月 |
配当利回り | 未定 |
経費率 | 0.3025%(税込) |
基本情報は上記の通りとなります。年2回配当があるとのことですが、詳細は不明。経費率はグローバルXのテーマ型ETFとしては低め。
構成銘柄
構成銘柄ついては下記の通りとなっております。(2022年4月8日時点)
銘柄コード | 銘柄名 | 構成比率 |
---|---|---|
6861 | キーエンス | 10.41% |
6098 | リクルートHD | 9.76% |
6758 | ソニー | 9.73% |
8035 | 東京エレクトロン | 9.29% |
7974 | 任天堂 | 8.93% |
7741 | HOYA | 7.57% |
6954 | ファナック | 6.64% |
6594 | 日本電産 | 5.79% |
7751 | キヤノン | 4.64% |
6702 | 富士通 | 4.36% |
6752 | パナソニック | 3.62% |
4901 | 富士フィルム | 3.60% |
6971 | 京セラ | 3.42% |
2413 | エムスリー | 2.92% |
6857 | アドバンテスト | 2.31% |
4684 | オービック | 1.99% |
9613 | NTTデータ | 1.89% |
4689 | Zホールディングス | 1.65% |
4755 | 楽天グループ | 0.84% |
3769 | GMOペイメントゲートウェイ | 0.63% |
構成銘柄は上記20銘柄。
構成比率1位は天下のキーエンス。大卒初任給No1なだけあります。独占産業なので何でも高い。その他、ソニー、任天堂、ファナック、日本電産、東京エレクトロンなど、そうそうたる顔ぶれ。
メリット
値がさ株にまとめて投資
これ一本で、日本を代表する値がさ株にも投資できます。キーエンスが56,000円、任天堂が60,000円と個別株投資なら最低でも500万円以上必要ですが、ETFなら1口1,000円強から投資可能です。
比較的安定成長
コロナ禍で例に漏れず大打撃を受けましたが、その後は回復。直近は調整中ですが、長期で見れば右肩上がり。
年度別の騰落率は下記の通り
年度 | 騰落率 |
---|---|
2017年 | +38% |
2018年 | -19% |
2019年 | +42% |
2020年 | +36% |
2021年 | +23% |
2022年 | -18% |
また、設定来からの株価をみるとグロース株が低調だったにもかかわらず、堅調に推移しています。
デメリット
出来高が少ない
これは、グローバルXに限らず東証ETFに共通して言えることですが、個別株や米国上場のETFに比べて出来高が少ないため、思ったような価格で約定できない可能性があります。
まとめ
顔ぶれを見ると、一度は投資してみたい日本の大手企業が並びます。ETFなら1口1,000円~購入できますので、少額から買ってみるのもよいのではないでしょうか。