2847 グローバルX 新成長インフラ-日本株式 ETF【グローバルX】

グローバルX社が2022年3月24日に新たなETFを3本同時に東証新規上場しました。

だいぶ特化型ETFのネタがなくなってきた感がありますが、3本同時上場の中から1本面白そうなETFがありましたのご紹介したいと思います。

今回は、2847 グローバルX 新成長インフラ-日本株式 ETFについてご紹介いたします

2847 グローバルX 新成長インフラ-日本株式 ETF

日本に上場する株式の中から次世代型のインフラ事業を行う企業によりで構成される「FactSet Japan New Growth Infrastructure Index」指数への連動を目指す、東証に上場するETFです。

投資対象は下記の通りです。

  1. 次世代型のインフラ事業に関連したビジネスを行う日本企業
  2. 原則として、次世代インフラ関連ビジネスから収益を上げている最大40銘柄で構成
  3. 原則として年1回、指数構成銘柄の見直しを行う。構成比率の見直しは年2回行う。

グローバルX 新成長インフラ-日本株式 ETFは日本に上場する銘柄の中から今後成長が期待できるインフラ事業に関連したビジネスを行う日本企業により構成されるETFです。

インフラ関連というと電気・ガス・水道・通信といったディフェンシブセクターというイメージをされる方も多いと思いますが、本ファンドではインフラ関連産業の中でも成長が期待できる分野に着目して投資します。「次世代通信」「輸送/物流」「ソーシャル/ヘルスケア」「次世代エネルギー」の4つをサブテーマとして設定しており、当該サブテーマから収益を得ている企業へ投資を行います。

サブテーマ関連事業
次世代通信・ワイヤレスサービス
・通信ソフトウェア
・データ通信サービス
輸送/物流・宅配サービス
・航空管理
・公共インフラ部品管理
ソーシャル/ヘルスケア・水質浄化製品
・ごみ処理
・教育サービス
次世代エネルギー・太陽光発電
・一般消費者向け電池
・バイオマス発電

次世代通信は5Gをはじめとする通信網の整備。
輸送/物流は国際輸送や通販などの宅配サービス、ドローンなども含まれると思われます。
ソーシャル/ヘルスケアはSDGsに関する取り組み。
次世代エネルギーは風力発電や太陽光発電、EVなどのクリーンエネルギー。

どれもこれからの成長が期待されるインフラ分野となります。

運営会社 グローバルXとは

グローバルX は2008年創業のETFに特化した運用会社で、ニューヨークを拠点としています。世界の潮流への投資を目的としたテーマ型ETFと、安定した分配金獲得のためのインカム型ETFなどを提供しています。特定のテーマに沿った特化型のETFを多く提供しています。

日本の東証に上場するETFも増えてきています。

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基本情報

配当月4月,10月
配当利回り未定
経費率0.649%(税込)

基本情報は上記の通りとなります。年2回配当があるとのことですが、詳細は不明。経費率はグローバルXのテーマ型ETFとしては高め。

構成銘柄

構成銘柄ついては下記の通りとなっております。(2022年4月8日時点)

銘柄コード銘柄名構成比率
9432NTT10.79%
6762TDK9.74%
9984ソフトバンクグループ8.33%
6201豊田自動織機7.85%
6701日本電気(NEC)7.76%
9143SGホールディングス6.98%
6370栗田工業6.85%
9147NIPPONEXPRESS6.53%
6005三浦工業3.75%
9706日本空港ビルデング3.65%
3774インターネットイニシアティブ2.98%
1951エクシオグループ2.89%
9793ダイセキ2.79%
5857アサヒHD2.46%
4544HUグループHD2.31%
3360シップヘルスケアHD2.29%
9783ベネッセHD2.22%
6674GSユアサ2.04%
1407ウエストホールディングス1.62%
9072ニッコンホールディングス1.41%
9519レノバ0.89%
7071アンビスホールディングス0.80%
6197ソラスト0.70%
7821前田工繊0.68%
4714リソー教育0.56%
4423アルテリアネットワークス0.49%
6564ミダック0.36%
3150グリムス0.26%

構成銘柄は上記28銘柄。

構成比率1位は天下のNTT。固定電話の時代は終わりましたが、次世代通信規格5Gにおいて日本のみならず世界と戦える元国営企業、配当利回りも高いのが魅力。他、TDK、ソフトバンクなど比較的有名どころの銘柄が揃いました。通信でいうとKDDIが入っていないのは謎。

クリーンエネルギーで期待されるウエストホールディングス、レノバも構成銘柄に名を連ねます。

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メリット

比較的安定成長

コロナ禍で例に漏れず大打撃を受けましたが、その後は回復。直近は調整中ですが、長期で見れば右肩上がり。

年度別の騰落率は下記の通り

年度騰落率
2016年+6.5%
2017年+23.6%
2018年-13.5%
2019年+20.2%
2020年+26.8%
2021年+1.5%
2022年-8.0%

デメリット

経費率が高い

これはグローバルX社のETF全般に言えることですが、経費率が 0.649%(税込) とETFにしては高め。

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まとめ

インフラと言うとディフェンシブ銘柄のイメージが頭に浮かびますが、通信・クリーンエネルギーなどは今後必要不可欠&成長が見込める、欲張りな分野です。

少額から買ってみるのもよいのではないでしょうか。

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