ダイワ/ジャナス米国中型グロース株ファンド【R&Iファンド大賞2022】

R&Iファンド大賞2022のなかから引き続き、ファンドをピックアップしていきたいと思います。

前回に引き続き、米国の中小型カテゴリですが、中型株に絞って投資するファンド。大型株ほどの安定感はありませんが、かといって小型株ほどの激しい上下動もない、間を取ったようなファンドです。

今回は、ダイワ/ジャナス米国中型グロース株ファンドをご紹介いたします。

ダイワ/ジャナス米国中型グロース株ファンドとは

ダイワ/ジャナス米国中型グロース株ファンドは大和アセットマネジメントが運用を行うアクティブファンドです。

投資コンセプトは下記の通りです。

  • 米国の中型株式等に投資
  • 米国の中型株式等の運用は、ジャナス・ヘンダーソン・インベスターズ・US・エルエルシーが行う

米国の中型株式等の中から、高い投下資本利益率を有し持続可能な成長が期待できる銘柄を重視します。
ポートフォリオの構築にあたっては米国の中型株式等の中から、企業および業界の成長性、経営の質等を考慮し、調査対象銘柄を選定。その後、調査対象銘柄に対して、キャッシュフロー、財務健全性、バリュエーション等のファンダメンタルズ分析を基に、組入候補銘柄を決定します。最終的に、組入候補銘柄の中から、高い投下資本利益率を有し持続可能な成長が期待できる銘柄を重視し、リスクを抑え中長期的な視点でポートフォリオを構築します。

投下資本利益率とは
  • 企業が、事業活動のために投じた資金(投下資本)を使ってどれだけ、利益を生み出せたかを測る指標
  • 投下資本利益率が高いほど、効率的に利益を稼いでいる企業と考えることができる

[一般的な計算式] 投下資本利益率=(営業利益×(1-実効税率))÷(株主資本+有利子負債)

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基本情報

設定日2017年10月19日
償還日2027年10月18日
購入時手数料最大3.3%(税込) 
※証券会社によって異なる。ネット証券は無料
信託財産留保額なし
管理費用
(含む信託報酬)
年率1.793%(税込)
分配金年2回(4月,10月)

基本情報は上記の通りとなります。アクティブファンドですが、管理費費用は1.793%と高めです。

なお、為替ヘッジありとなしが選択でき、運用期間中のスイッチングも可能。以下、為替ヘッジなしのパターンをご紹介いたします。

構成銘柄

月次レポート・目論見書を拝見

公式サイト・証券会社の銘柄紹介で閲覧することの出来る、月次レポート・目論見書・運用報告書を元に、どのような運用方針でどんな銘柄に投資しているかを確認します。

月次レポートは、前月末の情報であり、リアルタイムな情報ではありませんが、長期投資と言う目線で考えればクリティカルな問題にはならないと考えます。

構成銘柄上位10位については下記の通りです。(2022年3月末時点)

銘柄名業種組入比率
LPL FINANCIAL HOLDINGS INC金融4.6%
ON SEMICONDUCTOR CORP情報技術3.9%
SS&C TECHNOLOGIES HOLDINGS情報技術3.0%
WR BERKLEY CORP金融2.9%
TE CONNECTIVITY LTD情報技術2.9%
BOSTON SCIENTIFIC CORPヘルスケア2.7%
HUNT (JB) TRANSPRT SVCS INC資本財・サービス2.7%
AMDOCS LTD情報技術2.5%
SENSATA TECHNOLOGIES HOLDING資本財・サービス2.5%
GODADDY INC – CLASS A情報技術2.4%

構成銘柄は約75銘柄。中型株とは言いながらも、ほとんどなじみの無い銘柄ばかりです。情報技術・金融・ヘルスケアとグロース株が多い印象。オン・セミコンダクターは日本にも傘下法人があり、2010年には三洋電機の半導体部門を買収しています。

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パフォーマンス

基準価額推移

設定来、基準価額は2022年5月13日時点で、12,701円。(配当金再投資 16,496円)

直近は下げていますが、NADAQほどの急激な下げではありません。良くも悪くも大型株と小型株の間の中型株といったところでしょうか。

過去のパフォーマンス

2022年4月末時点の情報です。

期間騰落率(分配金込み)
半年前から-9.42%
1年前から+4.17%
3年前から+40.13%
設定来+64.96%

設定来からみると、+64.96%です。コロナショックのときは大きく下げましたが、その後は回復。直近の下げもあまり大きくありません。

前述しましたが、R&Iファンドアワードの投資信託部門、北米株式中小型カテゴリーにて最優秀ファンド賞を受賞。

まとめ

リターンは大型株やハイテク株に負けますが、大きく上がることもなければ大きく下げることもない、別の意味で中型です。安定重視と言う方にはおススメです。

※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。

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