2837 グローバルX 中小型リーダーズ ESG-日本株式 ETF【グローバルX】

グローバルX社が2021年12月8日に新たなETFを2本同時に東証新規設定することがわかりました。

今回のETFはこれまでの特化型テーマETFとは少し毛色がことなり、グローバルに活躍する中小型銘柄への投資を行うETFとなます。

今回は、同時上場のうち第2弾となる2837 グローバルX 中小型リーダーズ ESG-日本株式 ETFについてご紹介いたします

2837 グローバルX 中小型リーダーズ ESG-日本株式 ETF

グローバルもしくは国内においてリーダーシップを発揮している日本の中小型銘柄で構成される「FactSet Japan Mid & Small Cap Leaders ESG Index」指数への連動を目指す、東証に上場するETFです。

投資対象は下記の通りです。

  1. 日本に上場する中小型銘柄のうち、グローバルもしくは国内におけるマーケットシェアで上位に入る銘柄を選定
  2. 原則として年1回、指数構成銘柄の見直しを行う。構成比率の見直しは年2回行う。

グローバルに活躍するもしくは日本国内で競争力の高い中小銘柄に投資するETFですが、大きな特徴としては下記の3点となります。

  1. 競争力の高い日本企業
    グローバルもしくは国内市場で高い業界シェアを持つ企業に投資することを目的としています。
  2. 中小型株
    似たようなETFとして「グローバルX グローバルリーダーズ ESG-日本株式 ETF」が大型株(時価総額100億ドル(約1兆円)以上)を対象とするのに対し、当ETFの対象銘柄は日本に上場する銘柄のうち「時価総額3億ドル(約300億円)以上100億ドル(約1兆円)未満」の銘柄が対象となります。
  3. ESG投資
    今流行のESG投資ですが、要は環境に配慮して、ブラック企業には投資しないようにしましょうというもの。TruValue Labs社(ESGリサーチ会社)が算出するESGへの取り組みを数値化したスコアを考慮し比率を決定します。

運営会社 グローバルXとは

グローバルX は2008年創業のETFに特化した運用会社で、ニューヨークを拠点としています。世界の潮流への投資を目的としたテーマ型ETFと、安定した分配金獲得のためのインカム型ETFなどを提供しています。特定のテーマに沿った特化型のETFを多く提供しています。

日本の東証に上場するETFも増えてきています。

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基本情報

配当月6月,12月
配当利回り未定
経費率0.649%(税込)

基本情報は上記の通りとなります。年2回配当があるとのことですが、詳細は不明。経費率はグローバルXのテーマ型ETFとしては高め。

構成銘柄

構成銘柄ついては下記の通りとなっております。(2021年12月6日時点)

銘柄コード銘柄名構成比率
6532ベイカレントコンサルティング7.67%
4021日産化学5.84%
3288オープンハウス5.78%
2127日本M&Aセンターホールデ5.01%
6028テクノプロ・ホールディング4.96%
1878大東建託4.64%
2175エス・エム・エス4.62%
3092ZOZO4.53%
2371カカクコム4.41%
4716日本オラクル4.26%
9697カプコン4.10%
3635コーエーテクモHD3.42%
7164全国保証3.23%
3923ラクス3.16%
3107ダイワボウHD2.38%
9744メイテツク2.14%
8111ゴ-ルドウイン2.06%
2782セリア1.90%
6727ワコム1.83%
3765ガンホー・オンライン・エンター1.81%
7839SHOEI1.78%
4686ジャストシステム1.73%
6055ジャパンマテリアル1.72%
6323ローツェ1.59%
2146UTグループ1.53%
2326デジタルアーツ1.48%
2317システナ1.30%
9757船井総研ホールディン1.22%
7564ワークマン1.21%
2491バリューコマース1.00%
6670MCJ0.86%
7419ノ ジ マ0.84%
6750エレコム0.76%
4776サイボウズ0.65%
6088シグマクシス・ホールディンク0.57%
7508G-7ホールディングス0.45%
4475HENNGE0.44%
7354ダイレクトマケティングミクス0.40%
2150ケアネット0.38%
3914JIG-SAW0.35%
3665エニグモ0.33%
2477手間いらず0.29%
4431スマレジ0.29%
2130メンバーズ0.26%
3788GMOグローバルサインHD0.22%
6612バルミューダ0.22%
4113田岡化学0.16%
6541グレイステクノロジー0.13%
4390IPS0.11%

構成銘柄は上記50銘柄。

グローバルに活躍する新興銘柄が揃いました。カプコンやコーエーテクモも中小型株なんだ…。わりと株価の高い銘柄が多いので、これ一本で普段手を出しにくい銘柄にも投資できます。

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メリット

直近は好調

コロナ禍で例に漏れず大打撃を受けましたが、その後は回復。特に2020年は新興銘柄の躍進がすさまじかったこともあります。

年度別の騰落率は下記の通り

年度騰落率
2017年+44.3%
2018年-21.4%
2019年+38.9%
2020年+22.8%
2021年+23.7%

デメリット

経費率が高い

これはグローバルX社のETF全般に言えることですが、経費率が 0.649%(税込) とETFにしては高め。

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まとめ

ETFの名前だけ見ると、中小型のワンマンオーナー銘柄の投資かと思われますが、競争力が高く・成長が見込める、なおかつ怪しいことをやっていない会社ということなので、期待はできます。構成銘柄をみると意外と面白いのではないかと思ってきました。

少額から買ってみるのもよいのではないでしょうか。

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