【スモールジャイアント】楽天・日本株マイクロキャップ・ファンド

楽天レバナスの情報を入手しようと楽天投信投資顧問のサイトを見ていたところ、面白そうなファンドを見つけました。日本の小型株に投資するファンドです。小型株の中には独自技術やサービスを持ち、成長の可能性を秘めた銘柄が多数存在します。

今回、楽天・日本株マイクロキャップ・ファンド(愛称:スモールジャイアント)についてご紹介いたします。

楽天・日本株マイクロキャップ・ファンド(愛称:スモールジャイアント) とは

楽天・日本株マイクロキャップ・ファンド(愛称:スモールジャイアント) は楽天投信投資顧問が運用を行うアクティブファンドです。

投資コンセプトは下記の通りです。

  • 日本の株式の中から、マイクロキャップ銘柄(時価総額50億円以下)に投資
  • 今後、高い利益成長が期待できる50銘柄程度に厳選投資

2021年10月末時点、新型コロナウイルスの感染拡大はワクチン接種率の向上もありいったんは落ち着きを見せています。今後のニューノーマルの時代には高い技術や独自のサービスを持つ企業が生き残っていくものと楽天投信投資顧問は考えているようです。

高い技術や独自のサービスを持つ企業は、特に小型株や更に時価総額が小さいマイクロキャップ株式の中に数多く存在していますが、注目される機会が少ないことから、市場で放置されるケースが多くなっています。

そのようなマイクロキャップ株式の中から、きらりと光る厳選50銘柄に投資するのが本ファンドとなります。

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基本情報

設定日2020年6月12日
償還日2030年5月24日
購入時手数料最大3.3%(税込) 
※証券会社によって異なる。ネット証券は無料
信託財産留保額0.15%
管理費用
(含む信託報酬)
年率0.968%(税込)
分配金年1回(5月)

基本情報は上記の通りとなります。アクティブファンドではありますが、管理費費用は0.968%と1%を切る水準で信託財産留保額は0.15%。

2020年コロナ真っ只中に、ニューノーマルを見据えて立ち上げられたファンドです。

構成銘柄

月次レポート・目論見書を拝見

公式サイト・証券会社の銘柄紹介で閲覧することの出来る、月次レポート・目論見書・運用報告書を元に、どのような運用方針でどんな銘柄に投資しているかを確認します。

月次レポートは、前月末の情報であり、リアルタイムな情報ではありませんが、長期投資と言う目線で考えればクリティカルな問題にはならないと考えます。

構成銘柄上位10位については下記の通りです。(2021年9月末時点)

銘柄名業種比率
エアトリ サービス業3.1%
GMOフィナンシャルゲート 情報・通信業3.0%
Abalance電気機器2.3%
アステナホールディングス卸売業2.2%
京阪神ビルディング不動産業2.1%
SHOEIその他製品2.0%
コーア商事ホールディングス卸売業2.0%
ミダックホールディングスサービス業1.9%
TOWA機械1.8%
サンワテクノス卸売業1.8%

組入れ銘柄数は50。本当に小型株ばかり並びます。 エアトリは他のファンドでも何度も組入れられていますが、コロナウイルスが落ち着いた頃には、今以上に業績を伸ばすことが予想されます。

SHOEIは世界の高級ヘルメット市場のトップシェアを誇ります。

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パフォーマンス

基準価額推移

設定来、基準価額は2021年10月29日時点で、13,266円。

コロナショック後の設定ですが、堅調なスタートとなっています。

過去のパフォーマンス

2021年10月末時点の情報です。

期間騰落率(分配金込み)
6ヶ月前から+4.79%
1年前から+12.02%
設定来+35.14%

設定来からみると、+35.14%です。

大きな上昇とはいえませんが、期間内で順調な騰落率となっています。直近はやや停滞気味でしょうか。

まとめ

小型株の中でも、独自技術やサービスを展開する銘柄にスポットを当てた本ファンド。ファンドとしての騰落率はやや物足りない印象はありますが、構成銘柄をみるとなかなか面白い銘柄が揃っています。

小型株を組入れているファンドは月次レポートだけを見るだけでも参考になります。

※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。

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