【インドの匠】ダイワ/ミレーアセット・インド株式ファンド【好成績投信の中身を拝見】

2021年8月時点。国際情勢に目を向けてみると、中国がITや教育事業に対して規制強化、アフガニスタンはタリバンが政権奪取、ミャンマーは相変わらず軍事政権が幅を利かせており、アフガニスタン・ミャンマーともに中国が関与しているというなんともキナ臭い状況となってきております。

ここにきて、ソフトバンクが中国企業への投資を様子見する発言したり、中国への投資リスクが高くなってきています。私もCSXEiFree Next ATMX+を早めに売却しました。
世界的にはリスクのある中国よりも周辺のアジア諸国、特にインドへ投資にシフトしてきているようです。直近ではインド株式は最高値を記録。

そこで、以前ご紹介した2021年7月時点での1年リターンランキングで9位にランクインしたダイワ/ミレーアセット・インド株式ファンドについてご紹介いたします。

ダイワ/ミレーアセット・インド株式ファンド(愛称:インドの匠)

ダイワ/ミレーアセット・インド株式ファンド(愛称:インドの匠)は大和アセットマネジメントが運用を行うアクティブファンドです。インド株式に投資を行います。

投資コンセプトは下記の通りです。

  • インドの企業の株式の中から、財務状況、成長性、経営の質等に着目し投資
  • ファンド・オブ・ファンズ方式にてインドの企業の株式と円建ての債券に投資

前述しましたが、中国が規制を強める中で、リスクを避けるために他の新興国への投資に切り替える傾向が出ています。

代替手段となるのは、近年の経済において、急激な成長を遂げている国、インド。2027年には中国を抜いて人口世界一となることが予想されています。

人口増は直接的にGDPの成長へと繋がるため、今後さらなる発展が見込めます。

2021年8月時点では、新型コロナウイルスの感染状況としてはピークアウトし、感染者が減ってきている状況です。(これまでに多くの犠牲者を出してしまいましたが…)感染者が減少傾向にあること、中国の影響を受けにくいこと、中国の規制強化による退避先としてインド株式は堅調な推移を続けており、SENSEX指数は過去最高値を更新し続けています。

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基本情報

設定日2017年12月11日
償還日2022年12月9日
購入時手数料最大3.3%(税込) 
※証券会社によって異なる。ネット証券は無料
信託財産留保額なし
管理費用
(含む信託報酬)
年率1.2375%(税込)
分配金年2回(6月、12月)

基本情報は上記の通りとなります。アクティブファンドですが、管理費用 1.2375 %とそこそこ。

5年投信となっているので、2021年8月時点で投資期間があと1年ちょっとしかないのが残念なところ。

構成銘柄

月次レポート・目論見書を拝見

公式サイト・証券会社の銘柄紹介で閲覧することの出来る、月次レポート・目論見書・運用報告書を元に、どのような運用方針でどんな銘柄に投資しているかを確認します。

月次レポートは、前月末の情報であり、リアルタイムな情報ではありませんが、長期投資と言う目線で考えればクリティカルな問題にはならないと考えます。

2021年7月末時点での構成銘柄上位10位については下記の通りです。

銘柄業種純資産
バーラト・エレクトロニクス資本財・サービス4.4%
フェデラル銀行金融4.2%
ジンダル・スチール・アンド・パワー素材3.9%
SRF素材3.9%
エムファシス情報技術3.4%
アクシス銀行金融3.4%
インドステイト銀行金融3.2%
ACC素材3.0%
ナトコ・ファーマヘルスケア3.0%
シュリラム・トランスポート・ファイナンス金融2.9%

構成銘柄は約50銘柄。金融銘柄が多い印象。 バーラト・エレクトロニクス は航空関連銘柄。 ジンダル・スチール・アンド・パワー は鉄鋼&エネルギーの会社。 SRF は東レなどのような化学繊維の会社です。

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パフォーマンス

基準価額推移

設定来、基準価額は2021年8月24日時点で、11,795円。(配当金再投資額込み 13,019円)

コロナショック時は下落しましたが、その後は半年かけて上昇。デルタ株拡大により一時急落しましたが、その後は上昇に転じています。

過去のパフォーマンス

2021年7月末時点の情報です。

期間騰落率(分配金込み)
6ヶ月前から+21.81%
1年前から+64.32%
3年前から+49.06%
設定来+30.19%

設定来からみると、+30.19%です。

新興国特有の傾向ですが、右肩上がりとはいかず不安定なリターン。コロナショック直前から見ると、上昇に転じていますが、償還日の2022年12月までにどれだけ基準価額・純資産を伸ばすことが出来るでしょうか。

まとめ

現在好調なインド株式。本ファンドは2022年12月で償還予定ですが、今後中国を超えると予想されるインド以上にいっそうの期待が集まります。

※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。

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