iFreeNEXT ムーンショットインデックスが登場!【NASDAQ100を凌駕】

iFreeNEXT NASDAQ次世代50をはじめとする少々癖のあるインデックス指数に連動する商品を提供している大和アセットマネジメントからまたしても尖った商品の発表がありました。

次世代イノベーション企業に投資を行う投信信託商品が2021年7月9日に新規設定されると発表がありました。

今回はiFreeNEXT ムーンショットインデックスについてご紹介いたします。

iFreeNEXT ムーンショットインデックスとは

次世代イノベーション企業で構成されたインデックス指数「S&P Kensho Moonshots 指数」に連動する成果を目指す投資信託です。

Moonshots(ムーンショット)」とはジョン・F・ケネディ米元大統領が、アポロ計画による人類初の月への有人宇宙飛行計画について、米国議会で演説した内容に由来しアポロ計画のように、「斬新で困難だが、実現すれば大きなインパクトをもたらす壮大な課題への挑戦」を意味します。

「壮大な挑戦を行う企業に投資を行う」のが本ファンドです。

S&P Kensho Moonshots 指数とは

米国の上場株式の中から下記3つの条件でスクリーニングします。

  • 時価総額1億ドル以上(時価総額上位10%を除く)
  • 3カ月の日次平均取引金額が100万ドル以上
  • 企業の研究開発費・売上高がプラス

さらに、企業の研究開発費、開示書類におけるイノベーション関連ワードを集計した「Early Stage Compositeイノベーション・スコア」を使って50銘柄を選定し、それらに等金額投資を行います。

S&P Kensho…。どこかで見たことがあるようなインデックス指数ではないでしょうか。以前当ブログでもご紹介したeMAXIS Neo シリーズで採用されており、AIが自動的に銘柄選定を行います。

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基本情報

購入時手数料なし
信託財産留保額なし
管理費用
(含む信託報酬)
年率0.77%(税込)

基本情報は上記の通りとなります。メジャーなインデックス型の投資信託と比較すると、管理費用は高めです。ちなみに同社の販売しているFANG+への連動をめざすFANG+インデックスは0.7755%です。

銘柄の入れ替えは年1回(6月)、半年に1度リバランスの予定です。

構成銘柄

構成銘柄については下記の通りとなっております。(2021年6月18時点の情報)

ティッカー銘柄名構成比率
ASANAsana, Inc. Class A2.83%
BTCMBIT Mining Limited2.39%
PRQRProQR Therapeutics BV2.37%
CHPTChargePoint Holdings, Inc.2.36%
MDBMongoDB, Inc.2.34%
LCLendingClub Corp2.31%
VRNSVaronis Systems Inc2.30%
ASXCAsensus Surgical, Inc.2.21%
SOHUSohu.com Inc ADR2.17%
BIGCBigCommerce Holdings, Inc.2.16%
CRSPCRISPR Therapeutics AG2.15%
SLABSilicon Laboratories Inc2.12%
SLGGSuper League Gaming, Inc.2.11%
SPCEVirgin Galactic Holdings Inc2.11%
EOSEEos Energy Enterprises, Inc2.08%
ARCTArcturus Therapeutics Holdings Inc.2.07%
RDWRRadware Ltd2.07%
EBONEbang International Holdings, Inc.-A2.07%
AMBAAmbarella Inc2.05%
MRCYMercury Systems Inc2.04%
WORKSlack Technologies, Inc.-A2.03%
DBXDropbox, Inc.2.02%
AVAVAerovironment Inc2.01%
ERIIEnergy Recovery Inc.2.00%
AGYSAgilysys Inc1.99%
IRBTiRobot Corp1.98%
FFIVF5 Networks Inc1.97%
NNDMNano Dimension Ltd. ADR1.96%
NTCTNetscout Systems Inc1.95%
SOLOElectrameccanica Vehicles Corp.1.94%
XNETXunlei Ltd.1.93%
LAZRLuminar Technologies, Inc1.93%
XPERXperi Holding Corporation1.92%
JNPRJuniper Networks Inc1.91%
YELPYelp Inc1.90%
NKLANikola Corporation1.90%
MASS908 Devices Inc1.90%
OCFTOneConnect Financial Technology Co. Ltd.ADR1.89%
VLDRVelodyne Lidar Inc1.89%
BLDPBallard Power Systems Inc1.88%
DMDesktop Metal, Inc. Class A1.88%
ORTXOrchard Therapeutics PLC1.86%
RMORomeo Power, Inc Class A1.79%
MVISMicrovision Inc1.79%
WKHSWorkhorse Group Inc.1.77%
IBRXImmunityBio, Inc1.76%
ADAPAdaptimmune Therapeutics plc ADR1.72%
INOInovio Pharmaceuticals Inc1.71%
VUZIVuzix Corp1.67%
AXDXAccelerate Diagnostics Inc.0.83%

構成銘柄は上記50銘柄。ほとんど知らない企業ばかり…と思う方もいらっしゃるかもしれません。よくよく見てみると、MongoDB,DropBox,Slackなどシステム屋さんにはおなじみの銘柄もラインナップされています。ハイテク銘柄が圧倒的に多い印象です。

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メリット

圧倒的なリターン

S&P500指数・NASDAQ100指数と比較して、コロナショック後過去1年間は両指数を圧倒しています。もしコロナ前から投資していたとしたら…想像できないほどのリターンとなっていた可能性があります。

デメリット

ほぼ無名…値動きは激しい?

構成銘柄数こそ50銘柄とそこそこありますが、ほぼ無名の超低位株が中心。ゲームストップのように乱高下する可能性があります。

また前述しましたが、低位株中心ながら銘柄の入れ替えは年1回(6月)、半年に1度リバランスの予定。

以上から、値動きが非常に激しくなることが予想されます。

買ってみる?

今回は早速1万円ほどスポット購入して様子を見ようと思います。

ATMX+は早速売ってしまったのですが、こちらはどうでしょうか?

まとめ

もうなんでもありになってきた、投資商品。eMAXIS Neoシリーズでの実績のあるKenshoインデックスですから試してみたい気持ちがあります。

まずは、少額スポット購入から始めます。

※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。

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