以前インドに投資する格安投信をご紹介いたしました。同じシリーズのベトナムに投資するファンドもあるようです。
今回は、イーストスプリング・ベトナム株式ファンド(愛称:+αベトナム)についてご紹介いたします。
イーストスプリング・ベトナム株式ファンド(+αベトナム)は
イーストスプリング・ベトナム株式ファンド(以下、+αベトナム)はイーストスプリング・インベストメンツ株式会社が運用を行うアクティブファンドです。
投資コンセプトは下記の通りです。
- ベトナムの株式を投資対象とする投資信託証券に投資を行う
ベトナムで設立または上場している企業、主にベトナムにおいて事業展開を行っている企業、収益の相当部分をベトナムで得ている企業、子会社または関連会社が収益の相当部分をベトナムで得ている企業の株式を主要投資対象とします。
ベトナムは、近年急激な経済成長を遂げており、今後も相対的に高い成長が見込まれています。近年、中国以外に製造拠点を作り、中国に海外拠点を集中させるリスクを回避する「チャイナ・プラス・ワン」の投資先としても注目を集めています。ただでさえ怪しげな中国に周政権が暴走しかけていますから、ベトナム政府も法人税優遇等の積極的な外資誘致政策を行っており、日本企業が選ぶ中期的な有望事業展開先・地域ランキングにおいて、米国、中国、インドに次ぐ第4位となっています。
基本情報
設定日 | 2022年7月29日 |
償還日 | 2032年7月26日 |
購入時手数料 | なし |
信託財産留保額 | 0.3% |
管理費用 (含む信託報酬) | 年率0.989%(税込) |
分配金 | 年一回(7月) |
基本情報は上記の通りとなります。先述の通りアクティブファンドですが、ネット専売にて低コストを実現し、管理費用は0.989%。ただし、信託財産留保額が0.3%かかります。
構成銘柄
構成銘柄上位10位については下記の通りです。(2022年10月末時点)
銘柄名 | 業種 | 比率 |
---|---|---|
ベトナム乳業 (ビナミルク) | 食品・飲料・タバコ | 9.2% |
ホアファットグループ | 素材 | 6.1% |
マッサングループ | 食品・飲料・タバコ | 5.7% |
ペトロベトナム・ガス | 公益事業 | 5.7% |
サイゴンビール・アルコール飲料総公社 | 食品・飲料・タバコ | 5.3% |
ベトナム外商銀行 | 銀行 | 4.8% |
バオ・ベト・ホールディングス | 保険 | 4.5% |
ベトナム産業貿易商業銀行 | 銀行 | 3.9% |
ベトナム投資開発銀行 | 銀行 | 3.9% |
ビンコム・リテール | 不動産 | 3.4% |
構成銘柄は40前後。経済成長中の国なので、内需中心となります。
パフォーマンス
基準価額推移
設定来、基準価額は2022年12月2日時点で、8,632円。
基準価額はほぼ横ばいですが、純資産額が設定から4ヶ月であっという間に6.9億円を突破。
過去のパフォーマンス
設定から間もないため割愛します。
まとめ
新興国に投資するファンドはこれまで管理費用が1%を超えるものが多く、今回設定された+αシリーズは1%を切る低コスト投信。ベトナムもインドと同様に経済発展が期待される国です。選択肢の一つとして検討しても良いかと思われます。
※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。