【Jグロース】利益還元成長株オープン【好成績投信の中身を拝見】

テレビ東京「Newsモーニングサテライト」 朝活タイム みんなの投信ランキング(2021年9月17日放送)にて「ローコスト国内株式アクティブファンドのリターンランキング」内で紹介されていたファンドのご紹介です。ランキング内にはこれまで当ブログにて紹介してきたファンドが多数含まれていますが、一本未紹介のファンドがありました。

今回は、利益還元成長株オープン(愛称:Jグロース)についてご紹介いたします。

利益還元成長株オープン(愛称:Jグロース) とは

利益還元成長株オープン(愛称:Jグロース)は日興アセットマネジメントが運用するアクティブファンドです。

ファンドの特色は下記の通りです。

  • 成長性が高く、株主への利益還元が期待できる株式に投資を行ない、TOPIXの動きを上回る投資成果の獲得をめざす
  • 徹底したボトムアップ・リサーチで、勝ち組成長企業の選定を行なう

運用の特徴としては、ファンドマネージャーと豊富な陣容を誇る社内の企業アナリストが、直接企業を訪問し収集した情報・データをもとに投資銘柄を厳選します。

財務基盤をはじめ、経営の方向性、事業環境、競争力を見極めることを重要なポイントとしています。

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基本情報

設定日1991年6月26日
償還日2026年6月25日
購入時手数料最大2.2%(税込) 
※証券会社によって異なる。ネット証券では無料の場合が多い
信託財産留保額なし
管理費用
(含む信託報酬)
年率0.902%(税込)
分配金年1回(6月)

基本情報は上記の通りとなります。ローコストアクティブファンドということで管理費用は0.902%、信託財産留保額はなし。

設定から約30年以上の歴史のあるファンドです。

構成銘柄

月次レポート・目論見書を拝見

公式サイト・証券会社の銘柄紹介で閲覧することの出来る、月次レポート・目論見書・運用報告書を元に、どのような運用方針でどんな銘柄に投資しているかを確認します。

月次レポートは、前月末の情報であり、リアルタイムな情報ではありませんが、長期投資と言う目線で考えればクリティカルな問題にはならないと考えます。

早速最新のレポートから構成銘柄についてみていきましょう。

構成銘柄上位10位については下記の通りです。(2021年9月末時点)

銘柄名比率
ソニーグループ4.59%
商船三井2.83%
キーエンス2.67%
トヨタ自動車2.25%
朝日インテック2.24%
ダイキン工業2.09%
カチタス2.04%
HOYA1.94%
伊藤忠商事1.91%
信越化学工業1.89%

組み入れ銘柄数は125銘柄。 TOPIXをベンチマークとしているだけだって、TOPIXの業種構成比率や組み入れ銘柄の比率を大きくは変えてはこない、あまり面白みはない構成です。

どこかで見たことのある構成銘柄だ…と思いましたが、つみたてJグロースとほぼ同じ。本ファンドのほうが歴史が長いので、つみたてNISA対象用に後から同じ内容のつみたてJグロースを作ったものと思われます。

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パフォーマンス

基準価額推移

設定来、基準価額は2021年8月20日時点で、24,499円(配当金再投資込み:27,459円)

リーマンショック・東日本大震災で低迷しましたが、アベノミクスの恩恵もあって急上昇。コロナショックも一時的で、2020年に一気に急騰。

分配金はあまり出していません。

過去のパフォーマンス

2021年7月末時点の情報です。

期間騰落率
6ヶ月前から+8.08%
1年前から+28.84%
3年前から+34.13%
設定来+174.68%

設定来からみると、+174.68%です。

TOPIXをベンチマークとしていますが、設定来TOPIXの騰落率が+5.83%に対し、当ファンドは174.68%と安定したリターンを獲得しています。(バブル崩壊時を含んでいるためあまり参考にはならないかもしれません)

まとめ

まだ知られていないようなあっと驚くような銘柄は少なく、2026年に償還予定なので、同じ内容でつみたてNISA対象・償還日無制限のつみたてJグロースのほうが良いような気がします。

※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。

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