以前ご紹介した、5G関連の投信、次世代通信関連 世界株式戦略ファンド。
上記投信の構成銘柄ではありませんが、5G関連で業績も好調、今後の成長が期待できる銘柄をいくつかピックアップしてみました。
今回は1417 ミライト・ホールディングスをご紹介いたします。
1417 ミライト・ホールディングスとは
会社概要
wikipediaから引用です。
株式会社ミライト・ホールディングス(英称:MIRAIT Holdings Corporation)は、東京都江東区に本社を置き、傘下の通信工事会社を総括する純粋持株会社である。東証一部に上場している。2010年10月1日、通信工事会社の大明株式会社・株式会社コミューチュア・株式会社東電通が経営統合して発足した。電気通信工事では国内第3位。
wikipedeia
2010年10月 大明株式会社・株式会社コミューチュア・株式会社東電通が経営統合して設立
2012年10月 グループ会社である、大明株式会社・株式会社東電通が合併して株式会社ミライト、株式会社コミューチュアが社名変更して株式会社ミライト・テクノロジーズとなる
2018年10月 株式会社TTKと経営統合。
2019年1月 株式会社ソルコム・四国通建株式会社と経営統合。
IRで確認できる主な事業は下記となります。(売上構成比別)
NTT事業(35%)
NTT向け固定通信設備の建設・保守・運用
- 宅内・屋外工事
- 大規模屋外工事(電柱更改工事、その他)
- 土木工事(マンホール, 管路設備,電線共同溝)
- NW回線工事
- 設備運営業務(故障修理・線路保守等)
マルチキャリア事業(21%)
移動体通信設備の建設・保守・運用等
NCC向け固定通信設備、CATV工事、グローバル等
- 屋外基地局建設(LTE等)
- 屋内基地局建設(ビル内部、地下鉄等)
- キャリアネットワーク(通信キャリアの固定設備等)
- グローバル(海外の通信キャリアの設備工事)
環境・社会イノベーション事業(15%)
環境・新エネルギー関連
社会インフラ構築
一般企業等の電気、空調設備の建設・保守・運用
- 太陽光、蓄電池、EV充電等
- ビル電気設備・空調・衛生設備等
- 一般土木・通信土木工事、下水道工事等
ICTソリューション事業(27%)
クラウド・オフィスソリューション・Wi-Fi・ソフト・放送波等
一般企業等の情報通信システムの建設・保守・運用
- クラウド・オフィスソリューション・Wi-Fi&ソリューション
- LAN・WAN・無線LAN構築
- ソフトウェア開発(システム設計・アプリケーション開発等)
- オンサイト保守サービス、遠隔監視サービス等
- PBX・IP-PBX構築等
メインどころはNTT向けの保守請負で安定感は抜群。
マルチキャリア事業が所謂5G関連といわれるところで基地局の整備などを行っています。
NWを中心とした通信、NWインフラ事業が強みです。今後はNTTの光回線、5G基地局工事が延びる見込みで成長が予想されます。
業績
株価チャート
早速、株価と業績を見ていきましょう。
例外なくコロナショック一時下落しましたが、好調な業績を受けて株価はじりじりと上昇。爆発的に上昇しているわけではありませんが、ゆっくりと上昇しています。
PERは9.15倍と10倍を割り込んでいます(2021年5月21日時点)PER高値平均は12.0倍、安値平均7.3倍でまだ割安。通信インフラ関連は安定感があります。
2021年5月21日時点
PER | 9.15倍 |
PBR | 0.84倍 |
EPS | 229.59円 |
過去5年業績
売上高 | 営業利益 | 税前利益 | 利益 | 1株益(円) | 1株配(円) | |
連18.3 | 312,967 | 16,715 | 17,838 | 11,504 | 145.4 | 35 |
連19.3 | 375,911 | 20,699 | 21,992 | 25,711 | 295.3 | 40 |
連20.3 | 441,166 | 21,993 | 23,207 | 15,220 | 149.9 | 40 |
連21.3 | 463,774 | 30,129 | 31,739 | 24,205 | 229.59 | 45 |
連22.3予 | 470,000 | 30,500 | 32,000 | 21,000 | 208.92 | 50 |
過去5年の業績と予想です。21年3月期の決算にて、5期連続の増収増益と絶好調。22年3月までの中期経営計画を1年前倒しで達成。22年3月期も増収増益を見込みますが、会社比保守的と予想。
四季報2021年春号の予想を大幅に上回っています。
配当
配当は増配傾向にあります。
1株配(円) | |
連18.3 | 35 |
連19.3 | 40 |
連20.3 | 40 |
連21.3 | 45 |
連22.3予 | 50 |
株主還元方針については明言はされていませんが、22年3月期のEPS予想が200円で配当が50円ですから配当性向としては25%程度。まだまだ増配の余地はあると予想します。
株主優待
クオカードがもらえます。
優待内容 | 優待獲得株数 |
---|---|
クオカード 1,000円相当 | 100株以上 |
クオカード 2,000円相当 | 200株以上 |
※1年以上継続保有の株主のみに贈呈。3年以上の場合、1,000株以上は3,000円相当
※優待品に代えて社会貢献活動団体への寄付選択可
100株所持の場合の総合利回りは、3.33%とまずまず。
投資経験談
まだ所有していないため、ピックアップしたタイミングのみです。
四季報2021年新春号にてピックアップ
四季報2021年新春号にてピックアップ。
PER/PBRともに割安でまだまだ株価上昇の余地があると判断。
人気投信のひふみプラスにて構成上位銘柄に名を連ねています。
まとめ
- PER・PBRは低め
- 業績は好調
- 増配傾向、配当性向も低め
- 株価は緩やかな右肩上がり
NTTがバックについているというのが大きいですね。安定感抜群でなおかつ5G基地局整備で今後5年くらいは継続して成長が見込めます。
あくまでも投資は自己判断でお願いします。