「はじめてのNISA」シリーズ(愛称:Funds-i Basic)新規設定【野村アセットマネジメント】

野村アセットマネジメントから大きな発表がありました。

7月10日に低コストインデックスファンド「はじめてのNISA」シリーズ(愛称:Funds-i Basic、以下「当シリーズ」)を5ファンドで新規設定し、運用を開始するとのことです。

その中でも注目は全世界株式(オールカントリー)。Tracers MSCIオール・カントリー・インデックスと並ぶ信託報酬最安値となります。つい先日も最安値に並ぶPayPay投資信託インデックス世界株式が発表されています。

2024年新NISAにむけて競争が激化してきました。詳細を見ていきたいと思います。

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新設ファンド

投資対象資産ファンド名信託報酬率
(税込)
日本株式はじめてのNISA・日本株式インデックス(日経225)
(愛称:Funds-i Basic 日本株式(日経225))
0.143%
日本株式はじめてのNISA・日本株式インデックス(TOPIX)
(愛称:Funds-i Basic 日本株式(TOPIX))
0.143%
米国株式はじめてのNISA・米国株式インデックス(S&P500)
(愛称:Funds-i Basic 米国株式(S&P500))
0.09372%
全世界株式はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)
(愛称:Funds-i Basic 全世界株式(オール・カントリー))
0.05775%
新興国株式はじめてのNISA・新興国株式インデックス
(愛称:Funds-i Basic 新興国株式)
0.1859%

まず始めに、同様のニュースが非常に多くなってきたので、類似商品との比較は面倒なので割愛します。

日本株から全世界・S&P500・新興国とある程度今の売れ筋投信商品をカバーしてきたなと言うのが正直な印象です。資産形成を考えるなら、正直米国株か全世界株式だけでいいような気がしますが、2024年新NISAで投資を始める人が増えるとの憶測でしょうか?イメージの湧きやすい日本株とリスクをとりたいギャンブラー気質の方向きの新興国がラインナップされています。オルカンなら全部入っているのですが…。

なかでも注目は前述の通り、 はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー) 。MSCI ACWIに連動する商品で、元祖オルカンと同じ。信託報酬は類似商品最安値タイの 0.05775%(税込)。

問題は、隠れコスト。 Tracers MSCIオール・カントリー・インデックスは実質的なコストがいくらくらいになるか明確ではなかったため、最大手のeMAXIS Slime全世界株式(元祖オルカン)は追従した対抗値下げをしないと発表しています。実際のコストがどれくらいになるのかが注目です。

今のところ、野村證券でのみ販売予定ですが、順次取り扱い販売会社の拡大を予定しているとのこと。

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まとめ

またもやオルカン最安値商品の登場です。隠れコストがどれくらいになるか、早くわかればいいんですけどね。

新NISAに向けて、各社とも新商品が多数発表され、競争が激化しています。年末までにまだまだ新商品の発表・既存商品の値下げなど新たな情報があると思われます。

今後も注目していきましょう。

※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。

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