【書評】仕事ではウソをつけ 真面目すぎる人が結果を出し続ける生存戦略

何かの記事で紹介されたので興味を持って購入。ネタバレになりますが、本当にウソをつくわけではありません。

概要

著者はバリバリの理系からハウスメーカーの営業に就職された方。営業成績は伸び悩んだものの、自身にあった営業手法に変えることでトップ営業マンに。その後営業サポート・コンサルタントとして独立。実体験に基づく営業手法です。

出来る人の真似をする

出来る先輩、上司、同僚の真似をする。いいところをパクッて「演じる」

注意:出来るだけ自分の性格ややり方に近い人物をまねる

自分の性格からかけ離れたような人物をまねすると、かえって逆効果。近い人物を参考に。

反面教師にする

嫌な人、不快に感じる人は反面教師にする。

魅力のある話し方

普段の0.9倍くらいのスピードで、1.5倍くらいの声量で、大事なところは0.5秒くらいの間をとる。自信をもって(いるように)話す(演じる)ことが大事。

話す内容は、昔の武勇伝ではなく、今・未来についてわくわくする内容。間違っても「俺が若いときには…」はいけません。ただの自慢話です。

全勝じゃなくてもいい

一週間あったら7勝0敗ではなく、4勝3敗くらいでちょうどいい。

所感

タイトルでは「ウソをつけ」と書いていますが、本当にウソをつくわけではありません。ありのままの自分で勝負をしても勝ち目がないのであれば、出来る人・目標とする人をちょっと真似てみようというスタンスです。

嫌なことを言われたときに、さらっと返すようなテクニックを期待していたので、残念といえば残念ですが、言われてみればなるほどと思うことです。

右も左もわからない新人のころは、教育係の先輩の電話応対やメールの文章を真似していました。それを営業やプレゼンでもやってしまおうということです。良く形から入るといいますが、言われてみればいい面もあると思います。

ただパクるにしても意味を考えて自分流にアレンジしていけばよりよい手法に進化します。間違っても悪徳コンサルタントの武○野のように言われたことをやるだけにはなってはいけないと感じました。

タイトルとURLをコピーしました