引き続き四季報でピックアップした銘柄をご紹介していきたいと思います。
今回は何度も付箋をつけているにもかかわらず、イマイチ地味なため調べてこなかった丸山製作所です。確かに割安ではあるものの、農林業関連と言う地味な銘柄です。ただ、調べていくと確かな技術がありながら割安で放置されているのではないかと考えるようになりました。
今回は6316 丸山製作所をご紹介いたします。
6316 丸山製作所とは
会社概要
株式会社丸山製作所(まるやませいさくしょ、英: MARUYAMA MFG. CO., INC.)は、東京都千代田区に本社を置く、消火器、噴霧器等を製造する企業。
沿革
1895年(明治28年) – 新潟県で丸山商会として創業。消火器の製造を開始。
1918年(大正7年) – 噴霧器の製造を開始。
1937年(昭和12年) – 社名を丸山製作所に変更。
1961年(昭和36年) – 東京証券取引所市場第二部に上場。
1977年(昭和52年) – 東京証券取引所市場第一部に指定替え。
1997年(平成9年) – 稲毛工場と東金工場を統合、千葉工場と改称。
事業概要
創業は1895年(明治28年)。当初は消火器の製造・販売を行っておりました。その後噴霧器の製造を開始。現在は農林業用機械、工業用ポンプの製造・販売を主としています。
主は事業は3つ。
売上比率の80%を占める基幹の農林業用機械。独自のポンプを使用した防除機、自社製の2サイクルエンジンを使用した刈払機、チェンソーなどを取り扱っています。スマート農業へも進出しており、ドローンを用いた防除機などの製造も行っています。
産業機械はポンプ技術を活かした高圧洗浄機や洗車機、ミスト装置などに使われる産業用の高圧ポンプの開発・製造を行っております。
他、割合としては低いものの創業時から続ける消火器他その他の機械の製造も行っています。
業績
株価チャート
株価を見ていきましょう。
1,500円前後をうろうろする微妙な安定感。農林業用機器が主力とあって春先から夏ごろに株価が上がり、冬季は下がる傾向があります。
EPS200円越えながらもPER6.8、PBR0.39とかなりの割安。PER高値平均17%,安値平均10%とまだまだ上昇の余地はありそうです。
(2022年7月1日時点)
PER | 6.8倍 |
PBR | 0.39倍 |
EPS | 221.7円 |
過去5年業績
売上高 | 営業利益 | 税前利益 | 利益 | 1株益(円) | 1株配(円) | |
連18.9 | 35,458 | 1,120 | 1,105 | 679 | 139.5 | 35 |
連19.9 | 36,177 | 434 | 399 | 301 | 62.4 | 35 |
連20.9 | 34,895 | 852 | 763 | 648 | 136.4 | 35 |
連21.9 | 37,503 | 1,387 | 1,302 | 855 | 183.1 | 43 |
連22.9予 | 37,700 | 1,500 | 1,450 | 1,000 | 221.7 | 43 |
過去5年の業績と予想です。9月末決算の会社。前述しましたが、農業関連機器が主力ということもあり、冬季に当たる前期は売り上げが落ち込み、下期偏重の傾向があります。20年9月期の96%営業増益に続き、21年9月期も63%増益と大幅な伸びを達成。22年9月期は前期比8%増の営業利益15億円を見こみますが保守的とみられ、増額修正の可能性はおおいにあります。PER7倍前後で、PBRも0.4倍前後と割安です。
配当
1株配(円) | |
連18.9 | 35 |
連19.9 | 35 |
連20.9 | 35 |
連21.9 | 43 |
連22.9予 | 43 |
配当は増配傾向。配当利回りは3%弱。
株主優待
クオカードがもらえます。
優待内容名 | 優待獲得株数 | 条件 |
---|---|---|
1,000円相当のクオカード | 100株以上 | 100株以上1年以上保有 |
2,000円相当のクオカード | 100株以上 | 100株以上3年以上5年未満保有 |
3,000円相当のクオカード | 100株以上 | 100株以上5年以上7年未満保有 |
5,000円相当のクオカード | 100株以上 | 100株以上7年以上保有 |
まとめ
- 割安銘柄
- 業績好調
あくまでも投資は自己判断でお願いします。