【株ブログ】5805 昭和電線ホールディングス【5G関連】【自動車関連】【建設インフラ】

以前ご紹介した、5G関連の投信、次世代通信関連 世界株式戦略ファンド

こちらも上記投信の構成銘柄ではなく、また純粋な5G関連でもない銘柄ですが安定感と成長性を併せ持つ老舗企業のご紹介です。

今回は5805 昭和電線ホールディングスをご紹介いたします。

5805 昭和電線ホールディングスとは

会社概要

wikipediaから引用です。

昭和電線ホールディングス株式会社(しょうわでんせんホールディングス、英文社名:SWCC Showa Holdings Co., Ltd.)は、傘下に昭和電線ケーブルシステム株式会社などの事業会社を置く昭和電線グループの持株会社である。
電線業界大手6社(住友電工・古河電工・フジクラ・日立金属・昭和電線・三菱電線)の一角。
電力ケーブル・電線・電力機器・巻線などのエネルギーシステム事業、光ファイバケーブル・光加工品・ワイヤーハーネスなどの通信デバイス事業、免震部材や事務機器用部品などのデバイス事業を展開している。
また、国内で唯一、ディップフォーミング方式(DIP)による無酸素銅線材(MiDIP)の製造を行っている。

wikipedeia

1936年5月- 昭和電線電纜株式会社(しょうわでんせんでんらん)設立。東京電気株式会社(現・東芝)より独立。

1949年5月 – 東証1部に株式上場。

2006年4月- 持株会社となり、昭和電線ホールディングス株式会社に社名変更。昭和電線ケーブルシステム株式会社、昭和電線デバイステクノロジー株式会社、昭和電線ビジネスソリューション株式会社を設立。

創業から80年を超える老舗企業。

主な事業は下記となります。(売上構成比別)

エネルギー・インフラ事業 (51%)

昭和電線グループの基盤事業。建設業向けのインフラ事業。
超高圧ケーブル、電力用機器部品(SICONEX®)、架空送電線、産業用電線・ケーブル、消防用ケーブル、電設資材、免震・制振・防振。
免震装置では国内2位。

通信・産業用デバイス事業 (17%)

5G関連といわれる事業。
光ファイバケーブル、 LANケーブル、ワイヤハーネス、複写機用ヒートローラなど。
GIGAスクール構想で学校向けの通信インフラ整備にも需要あり。

電装・コンポーネンツ事業 (27%)

自動車部品・電子部品に使用される、無酸素銅、銅合金、各種巻線、リッツ線など。

自動運転・電気自動車となっても無くならない部品。

新規事業

成長市場として注目を集める自動車、FA、医療、AI、ロボットの分野。
例えば、自動車分野では急速進むEV化の流れの中で車載アルミケーブル、ワイヤレス給電コイル、高速伝送ケーブルなどグループの技術力を結集して付加価値のある製品を開発。

5G関連銘柄としてピックアップしましたが、売上構成の半数以上を占めるのはエネルギー・インフラ事業。製造業の設備投資関連の受注を確保しながら、5G関連の通信・産業用デバイス事業、電気自動車などの電装・コンポーネンツ事業売上をどれだけ上げていけるかが今後の成長の鍵となりそうです。

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業績

株価チャート

早速、株価と業績を見ていきましょう。

例外なくコロナショックにて下落。21年3月期上期業績はコロナ禍の急激な需要減少を受けて全事業セグメントで減収減益となり、前年同期比43.5%の大幅な営業減益。下期は自動車向けの需要が急回復に加え、学校向けの通信網整備でLANケーブルが好調。結果、当初見通しよりも上方修正で着地。

PERは7.22 倍と10倍を割り込んでいます(2021年5月21日時点)しかしもともとのPER高値平均は8.1倍、安値平均4.4倍。割安でもなければ、割高でもないなんとも微妙なラインです。

2021年5月21日時点

PER8.1倍
PBR1.03倍
EPS166.49円

過去5年業績

売上高営業利益税前利益利益1株益(円)1株配(円)
連18.3168,1866,2764,8923,737123.95
連19.3177,1746,6405,6034,569153.27
連20.3171,1428,6097,8645,465183.315
連21.3161,6977,5907,7654,966166.4920
連22.3予180,0008,6008,3006,800227.9540

過去5年の業績と予想です。21年3月期の決算はコロナ禍により減収減益となりましたが、22年3月期は増収増益を見込みます。20年3月期の営業利益を上回ることが出来るか。

四季報2021年春号の予想を大幅に上回っています。

配当

配当は増配傾向にあります。

1株配(円)
連18.35
連19.37
連20.315
連21.320
連22.3予40

22年3月期は現在の倍の40円に増配予定。

株主還元方針については明言はされていませんが、22年3月期のEPS予想が220円で配当が40円ですから配当性向としては20%程度。まだまだ増配の余地はあると予想します。

株主優待

株主優待はありません。

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まとめ

  • PER・PBRは低め
  • 業績は好調
  • 増配傾向、配当性向も低め
  • 景気敏感株(建設向けインフラ、自動車向け)でもあるので注意

5G関連は今後も伸びそうな分野。自動車はEV・自動運転の伸び次第。建設インフラは景気敏感セクターとなりコロナの収束動向次第でしょうか。

あくまでも投資は自己判断でお願いします。

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