2635:NEXT FUNDS S&P500 ESG指数連動型上場投信【ESG投資】【国内初】

最近急に聞くようになった、環境や社会問題・ガバナンスへの取り組みを評価して投資先を選ぶ「ESG投資」が広がっています。環境に悪影響を与えるようなタバコ・炭素エネルギーやブラック企業への投資は避けましょうという傾向です。

投資信託では、いくつか商品が販売されていたのですが、今回野村アセットマネジメントよりおそらく国内初と思われる「ESG投資」ETFが2021年3月31日に東証に上場するとのアナウンスがありました。

今回は2635 NEXT FUNDS S&P500 ESG指数連動型上場投信についてご紹介いたします。

NEXT FUNDS S&P500 ESG指数連動型上場投信とは

構成銘柄の選定基準にESG要因を組み込むとともに、S&P500と同等のパフォーマンス提供と同様のセクター・ウェイトの維持を⽬標とした株価指数「S&P500 ESG指数」への連動を目指す東証に上場するETFです。端的に言えば、S&P500指数からタバコ・非人道的兵器・炭素エネルギー・悪質な不祥事を起こした銘柄を除いた企業群といったところでしょうか。

基本情報

配当月3月、9月
配当利回り未定
経費率0.143%(税込み)

基本情報は上記の通りとなります。
経費率は、国内のインデックス型ETFとしては安めの0.143%。

ちなみに、単純なS&P500指数に連動するETFは下記の通り。

ETF名信託報酬(税込)
2558 MAXIS米国株式(S&P500)上場投信0.0858%
1547 上場インデックスファンド米国株式(S&P500)0.165%
1655 iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF 0.165%
(2020年6月18日から一年限定
0.0825%)

最安はやはりMAXISシリーズ。そのほかは信託報酬0.165%ほどで、何と今回上場するETFのほうが安くなります。

構成銘柄

構成上位10銘柄下記の通りとなっております。(2021年3月14日時点)

ティッカー銘柄名
AAPLアップル
MSFTマイクロソフト
AMZNアマゾン・ドット・コム
FBフェイスブック
GOOGLアルファベット クラスA
GOOGアルファベット クラスC
JPMJPモルガン
VVisa
NVDAエヌビディア
UNHユナイテッドヘルス

構成比率は明らかにされていませんが、上記の10銘柄です。ほとんどNASDAQ100指数と変わらないような…。JPモルガンとユナイテッドヘルスがあるくらいでしょうか。

https://japanese.spindices.com/indices/equity/sp-500-esg-index

セクター比率を見ると、ハイテク・ヘルスケアとグロース銘柄が多いことが特徴。ちゃっかりエネルギーセクターも2.8%ほどあります。

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メリット

S&P500指数に匹敵するパフォーマンス

過去のリターンをS&P500指数と比較すると、ほぼS&P500指数を上回っています。

意外と乖離があるのかと思っていましたが、そうでもないのが特徴です。

デメリット

短期的なリターンは小さくなりやすい

ESG投資の投資先は、短期的に大きな利益を狙う企業ではなく、ESG課題に取り組む優良企業です。ESG投資の場合はリターンよりもESGへの貢献等も考慮した投資先を重視するため、短期的な目線で見るとリターンは小さくなりやすい傾向があります。

出来高は???

これは東証のETF全般に言えることなのですが、どうしても米国ETFと比べると出来高が少なくなりがちです。出来高が少ないと希望する価格で取引できないケースが出てくるので、思わぬ高値掴みor安値売りといったことが起こりかねません。人気が出て出来高が多くなればよいのですが。

少し様子見 配当はどうなる?

S&P500指数とあまり乖離しておらず、経費率もあまり高くないので、購入するのも面白いかと思いましたが、配当が気になります。

優良企業であっても、タバコや炭素エネルギーというテーマの銘柄が除かれるわけですが、高配当でおなじみのMOアルトリアXOMエクソンモービルといった銘柄は含まれないことになります。もちろんコカコーラなどの長期配当貴族で優良銘柄もありますが、こういった高配当銘柄が除かれることで配当があまり望めないのでは?との個人的な思いが頭によぎりました。

まあ、S&P500指数自体は上昇を続けていますから、配当より成長を重視という考えでもよいかと思います。構成銘柄上位もNASDAQ100指数とほとんど同じですし(笑)

まとめ

意外と経費率が安く、S&P500指数とも乖離していないため、「ESG投資」が叫ばれるこれからの投資対象としては面白いと思います。ただ、日本ではあまり話題になっていないことと周りを見渡しても「ESG」をあまり意識していないように感じられるのでまだ様子見でよいかと思います。

※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。

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