日本次世代経営者ファンド

2022年4月に日本次世代経営者ファンドという、新しいファンドが設定されました。普段新規設定ファンドはご紹介することが少ないのですが、モーニングスターをはじめとして様々な媒体で紹介されているため、気になって調べてみました。

今回は設定されたばかりの、日本次世代経営者ファンドについてご紹介いたします。

次世代経営者ファンド

次世代経営者ファンドは野村アセットマネジメントが運用を行うアクティブファンドです。

投資コンセプトは下記の通りです。

  • 次世代の⽇本を担うと考えられる経営者に着目し、中⻑期的な企業価値向上が期待される企業の株式に投資する

本ファンドにおける「次世代経営者」とは、原則として若い経営者(40代以下)のうち、「⻑期⽬線の経営」「新しいビジネス機会への挑戦」「構造改⾰等による企業体質の改善」等を通じて、次世代の⽇本を担うと考えられる経営者を指します。

現代でも、永守重信さんや稲盛和夫さんなど、日本を代表する経営者は数多くいらっしゃいますが、良し悪しはあるにせよ40代以下の若手経営者も多いです。お二人ともまだまだお元気ですが、年齢を考慮すると次世代を担う経営者に世代交代の時期が来ていると思われます。(ただし、間違ってもワタミ、ユニクロや楽天のような自分の利益のことしか考えていないような経営者に投資してはいけません)

ポートフォリオ構築にあたっては、下記の2点を考慮します。

  • 継続的な業績や経営指標の改善などを通じて企業価値を高めていると考えられる「優良経営型」
  • 従来の事業や経営方針に縛られず、組織を機動的に変化させていると考えられる「変身型」
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基本情報

設定日2022年4月1日
償還日2026年11⽉9⽇
購入時手数料なし
信託財産留保額換⾦時に、基準価額に0.3%の率を乗じて得た額を1⼝あたりに換算
管理費用
(含む信託報酬)
年率1.089%(税込)
分配金年1回(11月)

基本情報は上記の通りとなります。アクティブファンドのわりには管理費用 1.089%と安め。

償還日は2026年11月と4年半の運用見込み(延びる可能性あり)

構成銘柄

設定されたばかりですが、2022年4月8日時点での構成銘柄は下記の通りです。

銘柄業種
ローランド電気機器
イー・ギャランティその他金融業
リクルートホールディングスサービス業
アトラエサービス業
物語コーポレーション小売業
神戸物産卸売業
スノーピークその他製品
ノーリツ鋼機精密機器
ジモティーサービス業
MCJ電気機器

構成比率と総銘柄数については明らかになっていません。

リクルートに関しては、企業家を輩出するのが目的のような会社ですから異論はありません。

焼肉きんぐや丸源ラーメンなどを運営する物語コーポレーション、コロナ禍で注目を浴びた業務スーパーの神戸物産、マウスコンピュータのMCJなどは注目です。

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まとめ

構成銘柄を見ていくと、今流行のハイテク企業というよりも、確かな経営理念をもつ意外と堅実な会社が多いような気がします。ホームページなどで社長がメッセージを発している会社は多くありますが、何のために事業をやるのか、どのようなプランを持っているかが明確な会社に投資したいものです。

※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。

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