【THE ASIA 5G】次世代通信関連 アジア株式戦略ファンド【好成績投信の中身を拝見】

またもや、ダイアモンドZaiにて直近好調だったファンド・注目のファンドが紹介されていたので、少し調べてみました。今回ご紹介するのは次世代通信関連 アジア株式戦略ファンド(THE ASIA 5G)です。見たことがあるような気がするなぁと思っていましたが、以前もご紹介した 次世代通信関連 世界株式戦略ファンド(愛称:THE 5G)のASIA版が2021年は非常に好成績だったようです。

今回は、次世代通信関連 アジア株式戦略ファンド(愛称:THE 5G)についてご紹介いたします。

次世代通信関連 世界株式戦略ファンド(愛称:THE ASIA 5G)とは

次世代通信関連 アジア株式戦略ファンド(以下、THE ASIA 5G)は三井住友トラスト・アセットマネジメントが運用を行うアクティブファンドです。世界の株式に投資するファンドです。

投資コンセプトは下記の通りです。

  • 日本を含むアジアの次世代通信関連企業に投資
  • 次世代通信関連企業の中からファンダメンタルズ分析を通じて成長性や株価の割安度を検証したうえで選定
  • ニューバーガー・バーマン・インベストメント・アドバイザーズ・エル・エル・シーが運用

新しい通信規格である5Gは2020年春に開始した日本を含め、2021年12月末時点で世界78カ国・地域で商用化されています。現在の5G通信網の人口カバー率は25%(2020年比10%増)ですが、2027年には75%程度に普及が拡大していく見込みです。

なぜアジアなのか

…と、ここまではTHE 5Gと同じ説明なのですが、なぜアジアなのか?ということですが、「5Gの先進技術にフォーカスした優良企業がアジアに集中している」とのことです。

また、北米の大型株が中心の「THE 5G」に対し、「THE ASIA 5G」は中小型株を多く含むという特徴があります。このあたりは、後述する構成銘柄を見ていきましょう。

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基本情報(為替ヘッジなし)

設定日2020年2月14日
償還日2028年1月7日
購入時手数料最大3.3%(税込) 
※証券会社によって異なる。ネット証券は無料
信託財産留保額なし
管理費用
(含む信託報酬)
年率1.848%(税込)
分配金年1回(1月)

基本情報は上記の通りとなります。アクティブファンドですが、管理費費用は1.848%と高めで、信託財産留保額はなし。THE 5Gと同じ価格設定です。

構成銘柄

月次レポート・目論見書を拝見

公式サイト・証券会社の銘柄紹介で閲覧することの出来る、月次レポート・目論見書・運用報告書を元に、どのような運用方針でどんな銘柄に投資しているかを確認します。

月次レポートは、前月末の情報であり、リアルタイムな情報ではありませんが、長期投資と言う目線で考えればクリティカルな問題にはならないと考えます。

THE AGIA 5G 構成銘柄

構成銘柄上位10位については下記の通りです。(2022年1月末時点)

銘柄名国・地域産業分野比率
イー・インク・ホールディングス台湾IoT機器・装置関連4.56%
グードン・プレシジョン・インダストリアル台湾IoT機器・装置関連4.14%
ファブリネットタイ通信インフラ関連3.93%
AEMホールディングスシンガポールIoT機器・装置関連3.83%
メディアテック台湾IoT機器・装置関連3.73%
テック・マヒンドラインド通信サービス関連3.61%
JMDC日本IoT機器・装置関連3.51%
シラージー台湾IoT機器・装置関連3.45%
ユーピーアイ・セミコンダクター台湾IoT機器・装置関連3.44%
ハイブ韓国通信インフラ関連3.15%

組み入れ銘柄数は40。日本からはJMDCが採用。本当に聞いたことも無いような銘柄ばかり。台湾の銘柄が約40%を占めます。

※参考 THE 5G 構成銘柄

構成銘柄上位10位については下記の通りです。(2022年1月末時点)

銘柄名国・地域産業分野比率
ノバテック・マイクロエレクトロニクス台湾IoT機器・装置関連3.95%
アドバンテスト日本IoT機器・装置関連3.67%
AMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ)米国通信インフラ関連3.66%
マーベル・テクノロジー米国通信サービス関連3.60%
ノキアフィンランド通信サービス関連3.55%
サービスナウ米国通信サービス関連3.43%
キーサイト・テクノロジーズ米国通信インフラ関連3.41%
ASMインターナショナルオランダIoT機器・装置関連3.38%
モノリシック・パワー・システムズ米国通信サービス関連3.36%
ハブスポット米国通信インフラ関連3.26%

組み入れ銘柄数は47。一年前とガラッと構成が変わっています。米国の大型株が中心。

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パフォーマンス

基準価額推移

設定来、基準価額は2022年3月4日時点で、13,714円。

コロナショック直前に設定されたこともあり、その後の伸びは顕著。半導体不足がつづく2021年度から純資産を急激に伸ばしています。(それでも純資産はTHE 5Gの8~9分の1程度)

過去のパフォーマンス

2022年2月末時点の情報です。

期間騰落率(分配金込み)
1年前から-4.56%
3年前から-6.92%
設定来+37.14%

設定来からみると、+37.14%です。

ここ一年は不調。半導体不足・政治不安等が続きますが、5Gの普及はまだこれからなので今後の成長も期待できます。

まとめ

5G関連はこれから成長が見込める分野です。1年で10%も普及が進むなど着実に成長を続けています。

今後も注目です。

※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。

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