ゲームETF HEROに投資を検討【ゲームETF】【米国ETF】

2020年度の四半期3Q決算の時期ですが、所謂巣篭もり消費銘柄が絶好調です。その中でも任天堂・ソニーなどのゲーム関連の銘柄が業績を伸ばしています。任天堂もソニーもそうなんですが、株価が高くなかなか手が出しづらいですが、ETFならまとめて投資が可能です。

今回は、以前からご紹介しているグローバルXシリーズからETF HEROをご紹介いたします。

HEROとは

ビデオゲームやEスポーツの人気の高まりによって恩恵を受ける企業への投資を目指すNASDAQに上場している米国籍のETFです。

任天堂をはじめとしたソフトメーカーから、オンラインにてゲーム事業を行う企業に投資を行います。

運営会社 グローバルXとは

グローバルX は2008年創業のETFに特化した運用会社で、ニューヨークを拠点としています。世界の潮流への投資を目的としたテーマ型ETFと、安定した分配金獲得のためのインカム型ETFなどを提供しています。特定のテーマに沿った特化型のETFを多く提供しています。

特化型ETFとしては他に、サイバーセキュリティ関連銘柄のBUG等個人的に興味のあるETFもあります。

通常こういった銘柄に投資信託として投資しようとすると、結構な信託報酬を取られることが多いのですが、グローバルXはそこそこの経費率で投資可能です。

基本情報

配当月6、12月
配当利回り0.6%
経費率0.5%

基本情報は上記の通りとなります。6ヶ月に一回配当予定ですが、あまり期待できません。

経費率は0.5%とまあまあです。

構成銘柄

構成銘柄については下記の40銘柄となっております。(2021年2月4日時点)

ティッカー銘柄名構成比率(%)
NTESNETEASE INC-ADR6.65
SESEA LTD-ADR6.123
NVDANVIDIA CORP5.98
ATVIACTIVISION BLIZZARD INC5.814
EAELECTRONIC ARTS INC5.758
7974任天堂5.347
BILIBILIBILI INC-ADR4.696
EMBRACB SSEMBRACER GROUP AB4.642
036570 KSNCSOFT CORP4.551
ZNGAZYNGA INC – CL A4.541
TTWOTAKE-TWO INTERAC4.393
3659ネクソン4.249
UBI FPUBISOFT ENTERTAINMENT4.242
9697カプコン4.048
9766コナミ4.016
DOYUDOUYU INTERN-ADR2.774
9684スクウェアエニックス2.676
SF SSSTILLFRONT GROUP AB2.63
293490 KSKAKAO GAMES CORP2.228
251270 KSNETMARBLE CORP1.709
KWS LNKEYWORDS STUDIOS PLC1.619
263750 KSPEARL ABYSS CORP1.323
3765ガンホー1.232
2432DENA1.09
HUYAHUYA INC-ADR0.961
078340 KSCOM2US CORP0.854
799 HKIGG INC0.83
GRVYGRAVITY CO-ADR0.745
GLUUGLU MOBILE INC0.741
069080 KSWEBZEN INC0.44
HEARTURTLE BEACH CORP0.382
3656KLAB0.306
041140 KSNEXON GT CO LTD0.306
067000 KSJOYCITY CORP0.305
3903GUMI0.297
112040 KSWEMADE CO LTD0.29
095660 KSNEOWIZ0.288
3083 TTCHINESE GAMER INTL0.276
3932アカツキ0.274
6180 TTGAMANIA DIGITAL0.263

組み入れ銘柄は日米の銘柄で約半数を占めます。冒頭でソニーに触れておきながらソニーは含まれておりません。

ネットイース(NETEASE)は中国の4大ポータルサイトの一つ、シーリミテッド(SEA)はシンガポールにあるオンラインゲームやEコマース、電子決済などのプラットフォームを提供する企業です。

他にはおなじみのエヌビディア、アクティビジョン・ブリザードはコールオブデューティーシリーズの制作会社、EAはFIFAシリーズやF1シリーズなどスポーツゲームに強みを持つソフト会社です。

日本からは任天堂の他にカプコン・コナミ・スクエニ等のソフトメーカーが含まれていますが、絶好調のコーエーテクモが含まれていないなど、ゲームファンにとっては選定基準がイマイチ不可解な内容となっております。

メリット

任天堂にも投資できるETF

任天堂のような値がさ株は高すぎて普通は手を出せませんが、ETFであれば、$34程度(2021年2月4日時点)で1株から購入できます。日本が世界に誇るゲームという強みの部分を集めたETFですので、少額から成長が期待できます。

QQQを上回るリターン

直近1年ではQQQを大きく上回る上昇を見せており大きなリターンが期待できます。特に好決算が伝えられた直近の株価上昇は勢いを増すばかりです。

水色:HERO

オレンジ色:QQQ

デメリット

経費率が高め

経費率は0.5%。QQQが0.2%ということを考えるとコストは高めです。

分散はあまり効いていない

構成銘柄数は40程度で、なおかつ直近のリターンに大きく寄与しているのはシーリミテッド(SEA)一銘柄となります。ある程度資金のある方は、ETFではなく個別銘柄に投資したほうがよいです。

また、前述したようにソニーやコーエーテクモが構成銘柄から外れております。

まとめ

日本の誇るゲーム分野。任天堂以外の日本株の銘柄選定基準にはやや疑問が残りますが、この分野での健闘の光る日本企業を応援したいものです。

※米国株、米国ETFは1株から購入可能です!!

興味のある方は少額から始めてみましょう!

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