投資初心者なのに、高配当に釣られてREITにも手を出しました。不動産投資は確かに高配当が魅力ですが怪しい団体が多かったり、維持管理のリスクがあるため、手を出しづらい。
でもREITであれば株式として投資できるのでリスクは値上がり・値下がりのリスクのみ。
ただ、これが大失敗。高配当で最低投資金額が安いという理由で手を出した結果非常に痛い目にあいました。
8963 インヴィンシブル投資法人とは
会社概要
wikipediaから引用すると下記になります。
インヴィンシブル投資法人(インヴィンシブルとうしほうじん)は、日本の投資法人。ホテル・住居中心とする総合型不動産投資信託 (REIT)を行っている。
wikipediaより抜粋
住居・ホテルを中心としたREITです。2019年時点では、一口の購入単価が5万円~6万円と安くなおかつ配当利回りが高いため、同価格帯の投資法人みらいと比較して、こちらを検討することにしました。
株価チャート
過去1年の株価チャートは下記の通りです。
毎度のことですが、見事な低迷っぷりです。
コロナショックで2020年3月に大暴落した後、オリンピックの中止、コロナウイルスの収束の見通しが立たないことによる外国人観光客の激減により、ホテル業界全般が厳しい状況となっています。
業績
【業績】 | 営業収益(百万円) | 営業利益(百万円) | 利益(百万円) | 分配金(円) |
18.12期 | 14,451 | 9,514 | 8,384 | 1,683 |
19.06期 | 27,339 | 22,185 | 21,239 | 1,656 |
19.12期 | 18,587 | 12,858 | 11,638 | 1,725 |
20.06期 | 9,410 | 1,496 | 423 | 69 |
過去4期の業績です。2020年3月のコロナショックが大きな引き金となり、国内外のホテルの稼働率が低下。結果として、ホテル運営会社から受け取る固定賃料(3月~6月の4ケ月分)を免除するなどして、2020年6月期の分配金総額を当初想定から98%減と発表。結果ホテルRIET全体の大暴落を招く「インヴィンジブルショック」を引き起こしました。
投資 経験談
2019年11月REITに手を出す
2019年、REIT指数が絶好調。11月にいったん調整を迎えたタイミングで、買いと判断。
総合型、ホテル型、住居型、物流型、商業型と分類が分かれる中、今後の発展の可能性から物流、オリンピックに期待してホテル型を選択。物流はGLP投資法人、ホテルはインヴィンシブルをチョイス。
物流とオリンピック需要で配当金&値上がり益ゲットだ!
GLP投資法人 13,4000円
インヴィンシブル投資法人 6,4000円
約20万円の投資。
2020年2月 コロナウイルス感染拡大の兆候
株価が乱高下している。危ないかも…とりあえず利益確定しよう。
2020年2月、世界的にコロナウイルスが感染拡大の兆候を見せる中、株価は不安定な状況が続きます。持ち株の状況としては
- GLP投資法人 150,500円 含み益 +16,000円
- インヴィンシブル投資法人 50,000円 含み損 -14,000円
GLP投資法人の分配金の権利確定日が迫っていたため、GLPのみ売却して利益確定することに。結果こちらは正解。権利落ち後に暴落し、コロナショックでさらに暴落。
ただ、インヴィンシブルに関しては損切りをケチったため、後で痛い目を見ることになります。
コロナショック、そして分配金98%減配の衝撃
コロナショック、オリンピック中止、入出国制限とホテル業界にとって逆風が吹く中、とんでもないニュースが。
分配金98%減!!
実は、以前のインヴィンシブルはプレスリリースにて、当面の業績に関わらず内部留保から分配金を拠出して分配金を増配もしくは維持するとのことだったため、そのまま持ち続けた経緯があります。
にもかかわらず、ホテル運営会社から受け取る固定賃料を完全免除するという暴挙に出たため、分配金がほぼ0という事態を招いてしまいました。これにより、株価は一時 20,000円を切るところまで大暴落。ほかのホテルREITが連れ安となる、「インヴィンジブルショック」を引き起こしました。
完全に売るタイミングを逃してしまった…(コニカミノルタと同じ)
根拠のないナンピン そして塩漬けへ(その2)
株価が低迷を続ける中、東京都の緊急事態宣言の解除後、GoToトラベルキャンペーンにてある程度国内のホテル需要はもどると判断。2020年8月 25,000円にてナンピン。
平均取得単価44,589.50 円になりました。
その後はGoToトラベルキャンペーンに東京都が追加された影響からか少しずつ株価がもどっています。(ただ、戻ったら売ります。)
教訓
- 損切りの判断を早めに
- 危険な予感を感じたら迷わず売却
- 高配当銘柄は注意!
不動産投資に比べてリスクの少ないREITは魅力的なのですが、投資対象は見極める必要があります。
あくまでも投資は自己判断でお願いします。