新NISAに向けた注目の高配当アクティブファンドがまもなく設定されます。
SBIアセットマネジメントが、SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)を新規設定します。2023年12月12日に設定・運用開始の予定です。
当初募集初日の12月4日にいきなり10億円を突破するというプレスリリースがあり、注目されているファンドです。
詳細を見ていきます。
SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)(SBI日本シリーズ)とは
SBIアセットマネジメントが運用するアクティブファンドです。
実質的に日本の株式を主要投資対象とし、配当利回りに着目して高水準のインカムゲインと中長期的な値上がり益の獲得によるトータル・リターンの追求を目指して運用を行い、毎年1月、4月、7月、10月の年4回の決算時に分配金を支払うことを目指します。
信託報酬は年率0.099%(税込)で、日本株式に投資するファンドで最低だった「SBI・iシェアーズTOPIXインデックス・ファンド」および「SBI・iシェアーズ日経225インデックス・ファンド」を更に下回る水準に設定され、国内株式に投資する追加型ファンドとして最も低い信託報酬を目指ストのことです。
基本情報
購入時手数料 | なし |
信託財産留保額 | なし |
管理費用 (含む信託報酬) | 年率0.099%(税込) |
基本情報は上記の通りです。信託報酬は破格の0.099%です。
毎年1月、4月、7月、10月の年4回の決算時に分配金を支払うことを目指します。
新NISAでは分配金再投資で運用するのがよさそうです。
現段階ではSBI証券でのみの販売。
構成銘柄
アクティブファンドとしては珍しく設定前にモデルポートフォリオが公開されています。
予定銘柄については下記30銘柄となります。
銘柄名 | 配当利回り | 時価総額(億円) |
---|---|---|
三つ星ベルト | 5.71% | 1,426 |
安藤・間 | 5.54% | 1,962 |
日東工業 | 5.53% | 1,376 |
日本たばこ産業 | 5.00% | 75,160 |
ソフトバンク | 4.91% | 83,929 |
商船三井 | 4.89% | 14,061 |
サンゲツ | 4.88% | 1,637 |
H.U.グループホールディングス | 4.87% | 1,477 |
神戸製鋼所 | 4.80% | 6,898 |
日本特殊陶業 | 4.77% | 6,854 |
SBIホールディングス | 4.72% | 8,741 |
西松建設 | 4.69% | 2,049 |
AREホールディングス | 4.67% | 1,538 |
ピジョン | 4.64% | 1,991 |
シチズン時計 | 4.63% | 2,125 |
いすゞ自動車 | 4.54% | 14,713 |
丸井グループ | 4.52% | 4,667 |
JFEホールディングス | 4.49% | 14,247 |
武田薬品工業 | 4.49% | 66,302 |
カヤバ | 4.48% | 1,148 |
兼松 | 4.48% | 1,696 |
石油資源開発 | 4.47% | 3,035 |
MS&ADインシュアランスグループホールディング | 4.46% | 28,857 |
長谷エコーポレーション | 4.42% | 5,449 |
日本製鉄 | 4.41% | 32,320 |
イオンフィナンシャルサービス | 4.19% | 2,734 |
東ソー | 4.18% | 6,219 |
大和工業 | 4.10% | 4,754 |
フジクラ | 4.00% | 3,331 |
小松製作所 | 3.76% | 37,287 |
単純に配当利回りの高い順に並んでいるので構成比率がどうなるかわかりませんが、予想PER(株価収益率)は10.1倍と割安銘柄がそろい利回りだけでなく株価の上昇も狙うラインナップです。
まとめ
2024年新NISAに向けてこの12月は新商品ラッシュです。特に低価格な商品が多数ラインナップされています。つみたて投資枠とならず成長投資枠となるのは残念ですが、信託報酬が非常に安価と言うことあり有力な選択肢となるのではないでしょうか。
※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。