久々に新商品のご紹介です。
いろいろと尖った投資信託を運用・販売している大和アセットマネジメントですが、iFreeNEXT インド株インデックスを2023年3月13日に新規設定すると発表がありました。
国連の最新の人口推計では、2023年にインドが中国を追い抜き、世界一の人口大国になることが予想されています。2023年はインドの年になる。インドは人口が増え続けていく人口ボーナス期に入っており、経済発展の見込めるため最近あらためて注目が集まっています。
今回はiFreeNEXT インド株インデックスについてご紹介いたします。
iFreeNEXT インド株インデックス とは
インドの株式に投資し、Nifty50指数(配当込み、円ベース)の動きに連動させることを目指して運用を行うインデックスファンドです。
Nifty50指数はNSE Indices Limitedが算出しているインド国立証券取引所に上場している50銘柄から構成される時価総額加重平均型の株価指数となります。
同じくインドの株式指数でSENSEXというものもあります。SENSEXはボンベイ証券取引所における株価指数で同証券取引所に上場する銘柄のうち、流動性や取引規模などに基づき選定された30の株式から構成される、時価総額加重平均型の株価指数となります。
基本情報
購入時手数料 | なし |
信託財産留保額 | なし |
管理費用 (含む信託報酬) | 年率0.781%(税込) |
基本情報は上記の通りとなります。インドの株式に投資するインデックスファンドはおそらく初めてとなりますが、管理費用は1%を切る0.781%。
構成銘柄
構成銘柄上位については下記の通りとなります。(2023年3月1日時点)
銘柄 | 業種 |
---|---|
RELIANCE | エネルギー |
TATA CONSULTANCY S | テクノロジー |
HDFC BANK | 金融 |
INFOSYS | テクノロジー |
ICICI BANK | 金融 |
HINDUSTAN UNILEVER | 非耐久消費財 |
HOUSING DEVEL FIN | 金融 |
ITC LTD | 非耐久消費財 |
STATE BK OF INDIA | 金融 |
BHARTI AIRTEL LTD | 通信 |
トップのリライアンスはインドの石油大手。タタ・コンサルタンシー・サービシズはタタ自動車でおなじみのタタグループのIT企業です。他は金融銘柄が多い印象です。
他ファンド・ETFとの比較
インドに投資するファンドはいくつかありますが、有力どころと比較してみました。
種別 | ファンド名 | 管理費用 | 純資産 |
---|---|---|---|
投信 | iFreeNEXT インド株インデックス | 0.781% | – |
投信 | イーストスプリング・インド・コア株式ファンド | 0.9905% | 38億円 |
投信 | ダイワ/ミレーアセット・インド株式ファンド -インドの匠- | 1.917% | 137億円 |
投信 | 高成長インド・中型株式ファンド | 2.0505% | 958.59億円 |
ETF | 1678 NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty 50連動型上場投信 | 1.045% | 213.9億円 |
アクティブファンドは相変わらず高い。
これまで最安だった、 イーストスプリング・インド・コア株式ファンド よりもさらに安く最安値となりました。東証ETFの 1678 NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty 50連動型上場投信 寄りも安いとなると、ETFの立場がないかも…。
まとめ
ありそうでなかった、インド株のインデックスファンド。前述しましたが2023年に、中国を抜いて世界の人口No1となる可能性の高いインドへの注目が集まり、インド投資ファンドも増えてきそうです。
新NISAが2024年に始まりますから、それまでに米国一辺倒ではなく、様々な選択肢が増えるのはよいことですね。
※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。