【書評】人はマナーでつくられる

たまにはあまり関係なさそうな本でも読んでみようと眺めていたら、懐かしい名前が。新卒の就職活動のときにお世話になった「面接の達人」こと「メンタツ」の著者、中谷彰宏さんです。最近はマナー講師のような活動をしているようです。

概要

また、会いたいと思ってもらえるかどうかは能力よりもマナー。

何気ないことで会いたくないリストに入る

また会いたい人になるか、もう会いたくない人になるか、また会いたい人は次回も呼ばれるが、会いたくない人は呼ばれない。「会いたくないリスト」に入ったことは教えてもらえない。

静かにLINEブロックされるのと同じ原理ですね。

教え魔にならない

初心者ほど自分が一番下がいやなので教え魔になる。

手本となる先生のいない勉強会はただの愚痴の言い合いになる。

また、本人が乗り気でないのに無理に誘わない、押し付けないこと。ただのマウント取りです。

むやみに物に触らない

マナーとは適切な距離感。

コロナでモノに触ることが敬遠されるようになったが、コロナじゃなくても失礼に当たる。

緊張するとマナーが悪くなる

緊張すると横柄になる。

マナーのいい人は沢山失敗して場数を踏んで、マナーがよくなる。

店員に対して偉そうにしている人や、新人を見つけていじめている人は余裕がない。

自分より弱いにものにエネルギーをぶつけないことがマナーであり器の大きさ。

マナーの悪い人はマナーの悪い人を見ている

自分よりも下の人間を探してあら捜し、揚げ足取りをしている。マナーのいい人は、よりマナーのいい人を見つけて「カッコいいな」「まねしたいな」と感じる。

これは自分のことだと感じられる人は品格が高い

自分ごとに感じられる人は品格が高くなる。

スポンサーリンク

所感

読み進めていくうちに「あーやらかしてるなぁ(笑)」と耳が痛くなるような内容でした。

なかなか、品のいいお店にいったり、パーティーや講演会・偉い人が集まるような会合に行ったことがないのですが、今行ったら間違いなくマナー違反でしょう(笑)。ここで言うマナー違反とは自分が恥をかくことではなく、相手に不快な思いをさせないことです。

最近、マナー講師改め失礼クリエイターと呼ばれる方が、よくわからないルールを作って炎上していていますが、あれはもうお笑いというかバラエティの領域でしょう。(コロナ禍でのオンラインミーティングの入室の順番、マスクの色など)。焼き鳥を箸でずらし食べましょうなどとありますが、アレを強要されたらただ不快なだけです。

自分が正しいと思うマナーを相手が守ってくれなくて不快だと思うのであれば、付き合う相手を変えましょう。それでも付き合う相手を変えないということは、教え魔になっているということです。(ただマウントをとりたいだけ)

自分より目下を見て満足するのではなく、年上年下かんけいなくカッコいい人に目を向けていきたいと感じました。

タイトルとURLをコピーしました