【株ブログ】7080 スポーツフィールド【業績急拡大】【スポナビ】【体育会系】

引き続き、直近決算で好調だった銘柄をご紹介していきたいと思います。今回ご紹介するのは7080スポーツフィールドです。「スポーツ」と社名に入っている通り、社員のほとんどをスポーツ経験者が占め、体育会系学生の就職支援を行っている会社です。コロナで対面イベントが制限され、苦境が続いていましたが、制限緩和に伴い、業績を急拡大しています。

今回は7080 スポーツフィールドをご紹介いたします。

7080 スポーツフィールドとは

会社概要

株式会社スポーツフィールドは、創業社長の篠﨑克志が2010年に設立した日本の企業。

日本全国に11拠点を展開。2020年12月末時点で連結従業員数は233名。アスリートのキャリア支援事業では日本で唯一の上場企業である。
体育会学生を中心とするスポーツ人財の採用支援事業を行っており、新卒者向けイベント、新卒者向け人財紹介、既卒者向け人財紹介の3事業を主に展開している。代表の篠﨑克志以下、従業員の90%以上が大学体育会やプロスポーツ出身のスポーツ人財である。
(中略)
2019年12月27日東証マザーズ市場に上場しアスリートのキャリア支援事業を基幹事業とした日本で唯一の上場企業となった。近年ではアスリートのための栄養学講座を公認スポーツ栄養士の酒井美緒がエアロビック競技の上田真穂と開催するなどキャリア支援事業以外にも事業の幅を広げている。

wikipedia

沿革

2010年1月 – 体育会採用支援事業に特化した会社を設立。篠﨑克志が代表取締役に就任。
2014年1月 – 株式会社スポーツフィールドに社名変更。
2015年7月 – 現在の新宿区市谷本村町に本社を移転。
2016年9月 – Jリーグアビスパ福岡のオフィシャルスポンサーとなる。
2016年10月 – 日本女子プロ野球リーグのオフィシャルパートナーとなる。
2018年11月 – 元読売ジャイアンツU12野球日本代表監督の仁志敏久がアンバサダーに就任
2019年6月 – PHP研究所と共同で「松下幸之助勉強会」を開催
2019年12月 – 東証マザーズ上場

事業概要

2019年に上場したばかり、設立は2010年と比較的新しい会社。

社名のとおり、スポーツに関わる人材の採用支援やアスリートの支援を行っている会社。社員の90%以上が体育会系と言う暑苦しい会社です。

体育会系の学生の就職支援、体育会系学生を求める企業の採用支援事業がメイン事業。体育会系学生専門新卒就職サイト「スポナビ」を運営。(Yahooのスポーツ情報「Sports Navi」とは別物です)
その他中途向けの「スポナビキャリア」、アスリートのセカンドキャリア向けの「スポナビアスリート」、スポーツ系企業の求人サイト「スポジョバ」など、大手週かつサイトのリクナビやマイナビに対して「スポーツ」に特化した就職サイト・就活イベントを展開しています。

他、体育会系の学生や法人向けの研修事業・栄養学講座等を手がけているようです。

人材系の業種は派遣やコンサルティングなど、最近業績をのばしているなぁという印象です。

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業績

株価チャート

株価を見ていきましょう。

2019年12月の上場時には初値8,790円(22年6月に1対2株式分割)をつける場面もありましたが、その後は売り込まれます。悪いことに2020年に入ってから、コロナショック、コロナによる就職イベントの中止、体育会系学生の部活動の活動停止などの苦境が重なり、株価は低迷。2022年に入ってコロナによる行動制限が緩和されたこともあり、就職イベントの再開などで業績が回復して、株価が急騰し始めています。

一株益141.1円予想と言うこともあり、直近IPO銘柄には珍しくPER12.1ですが、PBR4.32と割安かどうか判断が難しいところ。自己資本比率が30%前後で、コロナ影響で営業CFが減っているため財務面はちょっと心配。

(2022年8月15日時点)

PER12.1倍
PBR4.32倍
EPS141.1円

過去5年業績

売上高営業利益税前利益利益1株益(円)1株配(円)
連19.121,5161241137244.60
連19.121,917194192132162.70
連20.121,88316321719.30
連21.122,130-32-35-79-88.80
連22.12*予2,650400395254141.10

過去5年の業績と予想です。前述のとおり、コロナ禍により2020年,2021年は大幅減益となりましたが、2022年12月期は、2022年8月に発表した上期決算で既に通期経常利益進捗130%超え、上期前期比9.7倍となりました。通期計画に修正はなかったものの、上方修正は確実視されます。

配当

配当はありません。急激に利益を増やしているので、今後に期待しましょう。

株主優待

優待はありません。

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体育会系学生に対して思うこと

ここからは完全に余談になります(笑)超個人的な主観かつ偏見ですが、私自身はスポーツは好きですが体育会系の人間はあまり好きではありません。大学は勉強をしに行くところです、スポーツをするところではありません。もちろん、プロスポーツ選手を夢見て必死に努力する人・今しか出来ないことに全力で取り組むことを否定するつもりはありませんが、学生である以上文武両道であるべき、出来ないのであれば大学では勉学を重視するべきという持論があります。(奨学金やアルバイトで自腹でまかなっているのであれば自己責任なのでとやかく言うつもりはありませんが…)

体育会系の人間は、上下関係があるので礼儀正しい・メンタルが強い・PDCAサイクルを回して改善ができるといわれますが、真面目に勉学に励んだ学生をもっと評価して欲しいという思いがあります。

以前、箱根駅伝に出場していた選手で、卒業後は某大手システムメーカーでシステムエンジニアとして就職が決まっているという方が居ましたが、ああいう人はカッコいいなと思います。

ただこれだけ体育会系の学生が好まれて同社の業績が伸びているということは、需要があるのでしょう。

会社にはいろんな人間が居ます。声の大きい人、静かだけどコツコツ頑張る人。営業と技術、理系と文系、体育会系と文化系。それぞれが完全に理解しあうことは難しいですが、お互いを尊重し合えるような世の中になればなと思います。それがこれからの「多様性」が求められる時代でしょう。

企業にも安易に同じようなタイプの人間だけでなく、適材適所で活躍できる人間を採用していただけることを望みます。

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まとめ

  • 業績急拡大

コロナによる経済活動の落ち込みから、ようやく制限が緩和されて経済活動が本格化してきています。どこも(安価でよく働く)人手不足なので人材系は好調ですが、業績を急激に伸ばしているからといって油断は禁物です。

あくまでも投資は自己判断でお願いします。

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