EDINETからの情報でauアセットマネジメント株式会社より、auAMレバレッジ NASDAQ100が2022年7月28日に新規設定されることがわかりました。現時点でレバレッジをかけたNADAQ100指数連動商品としては管理費用は破格の0.4334%!!。
レバレッジをかけた商品となると大和アセットマネジメントから出ているiFreeレバレッジ NASDAQ100(大和レバナス)や 楽天レバレッジNASDAQ-100(楽天レバナス)があります。これまでの管理費用最安値は楽天レバナスでしたので、一気に最安値となります。
今回はauAMレバレッジ NASDAQ100についてご紹介いたします。
auAMレバレッジ NASDAQ100とは
日々の基準価額の値動きがNASDAQ100指数(米ドルベース)の値動きに対して概ね2倍となる事を目指して楽天投信投資顧問が運用するレバレッジ型ファンドで、原則として為替ヘッジを行います。
説明するまでも無いかもしれませんが、 NASDAQ100指数は金融銘柄を除くGAFAMをはじめとしたハイテク企業が中心で、業績の変動が激しいことから値動きが荒くなるのが特徴です。レバレッジをかけることでさらに値動きが激しくなり、ハイリスクハイリターンの商品といえます。
ちなみに金融庁は、レバレッジ型の商品について、当該ETF等の価格は、参照する指数・指標の価格のレバレッジ倍にならない可能性があり長期投資には向かないとのお達しを出していますので注意が必要です。
基本情報
購入時手数料 | 最大2.2% ※ネット証券の場合は無料の場合が多い |
信託財産留保額 | なし |
管理費用 (含む信託報酬) | 年率0.4334%(税込) |
基本情報は上記の通りとなります。メジャーなインデックス型の投資信託と比較すると、管理費用はそこそこ~やや高めです。
なお現在発表されている販売会社はauカブコム証券のみです。そのままauカブコム証券のみの取り扱いとなる可能性があります。
他社商品との比較
参考とするのは、大和アセットマネジメントの iFreeレバレッジ NASDAQ100(大和レバナス)と楽天投信投資顧問の 楽天レバレッジNASDAQ-100(楽天レバナス)です。
※2022年7月時点
ファンド名 | 管理費用(税込) | 純資産 |
---|---|---|
auAMレバレッジ NASDAQ100 | 0.4334% | – |
楽天レバレッジNASDAQ-100 | 0.77% | 235億円 |
iFreeレバレッジ NASDAQ100 | 0.99% | 1,372億円 |
管理費用は最大手のiFreeレバレッジNASDAQ100の半分以下となる0.4334%。これで本当に利益が出るのか気になるところです。
構成銘柄
構成銘柄については下記の通りとなっております。(2022年6月末時点)
ティッカー | 銘柄名 | 組み入れ比率(%) |
---|---|---|
AAPL | アップル | 11.27 |
MSFT | マイクロソフト | 10.11 |
AMZN | アマゾン・ドット・コム | 7.79 |
GOOG | アルファベット クラスC | 4.19 |
FB | メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック) | 4.04 |
TSLA | テスラ | 3.90 |
GOOGL | アルファベット クラスA | 3.87 |
NVDA | エヌビディア | 3.78 |
PYPL | ペイパル・ホールディングス | 2.30 |
ADBE | アドビ | 2.15 |
構成銘柄は102銘柄ですが、上位銘柄はほとんど変わらず。いつの間にかFBが上位に上がってきていました。ネットフリックスは一気に圏外へ。
メリット
信託報酬が安い
実績のあるファンドの後発ということもあり、信託報酬は最安値となります(隠れコストは考慮しておりません)
デメリット
値動きは激しい?
ただでさえ、値動きの激しいNASDAQ100指数にレバレッジがかかり非常に激しく値動きとなることが予想されます。
買ってみる?
現在私は楽天証券にて運用を行っております。おそらくauカブコム証券専売となると考えられるので今回はスルーです。そうなると純資産額がすくない楽天レバナスの立場が微妙になりそうですが…
まとめ
まさかまさかの第三のレバナスの登場。それもauアセットマネジメントという全くの予想外の運用会社からです。
※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。