【株ブログ】6250 やまびこ【農機具関連】【杉村富生】

GWで時間があるので、久々に個別銘柄について調べてみました。杉村富生氏がラジオで紹介して言いたため以前からチェックしていたのですが、事業内容についてあまりピンとこなかった放置していました。よくよく調べてみると海外売上比率が高く、明らかに割安であると感じたためご紹介させていただきます。

今回は6250 やまびこをご紹介いたします。

6250 やまびことは

会社概要

株式会社やまびこは、東京都青梅市に本社を置く大手農林業機械メーカー。2008年(平成20年)12月、株式会社共立と新ダイワ工業株式会社が経営統合により設立した。

wikipedia

沿革

旧・株式会社共立 沿革

1947年 共立農機株式会社を設立。
1960年 東京市場店頭銘柄として株式公開。
1961年 東京証券取引所2部に上場。
1968年 東京証券取引所1部へ指定替え。大阪証券取引所、名古屋証券取引所に上場。
1971年 社名を共立に変更。
2004年 大阪証券取引所、名古屋証券取引所上場廃止。

旧・新ダイワ工業沿革 

1952年 浅本精機を創業。
1962年 新ダイワ工業株式会社を設立。
1969年 株式会社浅本精機を吸収合併。
1981年 広島証券取引所に上場。
1985年 大阪証券取引所2部に上場。
2000年 広島証券取引所廃止により、東京証券取引所2部に上場。
2003年 大阪証券取引所2部上場廃止。

2008年12月1日 – 新ダイワ工業と共同で持株会社、株式会社やまびこを設立(代表取締役社長 北爪靖彦が代表取締役社長(CEO)兼執行役員に就任)。株式会社共立および新ダイワ工業株式会社は株式会社やまびこの完全子会社となる。
2009年10月1日 – 株式会社共立・新ダイワ工業株式会社を吸収合併。
2011年4月1日 ‐ やまびこ産業機械株式会社とやまびこレンテックス株式会社が合併。
2014年1月21日 – やまびこベトナム設立。
2014年11月28日 – ロボット芝刈機メーカーである、Belrobotics SA(ベルギー)を子会社化。
2017年1月1日 – Belrobotics SAの商号をYamabiko Europe SAに変更。
2017年4月1日 – 国内販売会社7社が合併し、やまびこジャパン株式会社が誕生。
2017年6月15日 – 中国蘇州市に蘇州山彦農機有限公司設立。

事業概要

もともとは共立・新ダイワ工業という2つの会社が合併して出来た会社。東京の会社なのに、中国地方の都市銀行であるもみじ銀行が主要取引先となっているのは、新ダイワ工業の創業地が広島のためです。

主な事業は「小型屋外作業機械(OPE)」「農業用管理機械」「一般産業用機械」の3つ。

小型屋外作業機械(OPE)は売上の7割を占める主力事業。小型のチェーンソーや芝刈り機、ヘッジトリマーなどの庭の管理を行う機器です。日本にそんな広い庭がある家庭は少ないですが、北米・特にアメリカで大きな需要があります。面白いのは、主力のエンジン部に関しては一貫生産体制をとっているところ。規制が強化された排ガス規制もクリアし、認証エンジン数ではトップクラスを誇るなど確かな技術力があります。

その他、小型屋外作業機械(OPE)で培った技術・ノウハウを活かし、 農業用管理機械事業一般産業用機械事業にも力を入れています。

1960年代からの積極的な海外進出により、90カ国以上28,000以上の拠点を誇り、売上に占める海外比率は6割を超えるため、円安の恩恵を受ける銘柄でもあります。

スポンサーリンク

業績

株価チャート

株価を見ていきましょう。

例によってコロナショック時には暴落しましたが、コロナによるアウトドアブームの恩恵もあり、その後急上昇。直近では2022年2月に3期連続最益・増配を発表して株価が急騰しました。

予想PER6.78とただでさえ安いところ、PER高値平均10.0、安値平均6.1とまだまだ割安といえそうです。

(2022年5月2日時点)

PER6.78倍
PBR0.83倍
EPS204.5円

過去5年業績

売上高営業利益税前利益利益1株益(円)1株配(円)
連18.12118,0496,2905,9574,188101.440
連19.12120,9226,2035,9174,164100.535
連20.12131,9729,6439,4026,635159.940
連21.12142,3289,3309,9137,500180.645
連22.12予150,00011,70011,4008,500204.552

過去5年の業績と予想です。売上は右肩上がりで3期連続の最終増益を予定。四季報予想では4期連続の増益を予想。

配当

1株配(円)記念配当
変18.12355
単19.12*350
単20.12*400
単21.12450
単22.12予520

連結配当性向25%以上との方針を明確に打ち出しています。また2022年度より、これまでの期末一括配当から中間配当制度の導入を決定しました。

あまり知られてないですが、配当利回りが3.5%を超える隠れ高配当銘柄となります。

株主優待

優待はありません。

スポンサーリンク

まとめ

  • 海外売上比率6割
  • 業績好調
  • 高配当銘柄

日本だと大きな庭を持っているお屋敷は限られますが、海外だとドラマや映画に出てくるような大きな庭を持った家が多数存在します。普段に日本に住んでいると気づかないことでも、グローバルな視点に立つと、日本では考えられないような商品に需要があることがわかります。だから、投資家に人気が無いんでしょうけど…。海外売上比率の高い会社は、海外で必要なものを作って販売しているので、そういった視点をもっと持つべきだと感じました。

あくまでも投資は自己判断でお願いします。

タイトルとURLをコピーしました