【書評】会社四季報2022年新春号 読んでみた

四季報2022年新春号を一通り読み終えましたので、雑感を書いていきたいと思います。

今回も予想が難しい。

全体的な印象

好調な業種は?

半導体が絶好調。その他、自動車関連を中心に製造業が好調。

イマイチな業種は?

飲食業、旅行は引き続き厳しい状況。スーパードラッグストアなどの巣篭もり需要は一巡。

銘柄ピックアップ

今回銘柄をピックアップした基準は下記の通りです。

  • 時価総額300億円以下(例外あり)
  • 業績右肩上がり(増益見込み) コロナ前と比較して増益。
  • 現在の株価30万円以下 高すぎて買えないものには手を出さない
  • 優待、利回りはあまり考慮しない。
  • PERは15以下、特にPER高値平均を下回っていること。(EPS100円以上あれば尚よし)
  • 一日の出来高が少なすぎないこと

前回の秋号と同様にコロナショック前と比較して、伸びているかどうかを今回の選定基準としています。

一通りピックアップした後、一日の出来高が少ない銘柄を除外はこれまでどおり。

今回も、目先絶好調な鉄鋼・海運は基本的に除外
鉄鋼・海運の業績急上昇は引き続き一時的と判断。
また、自動車関連に関しては、トヨタが大幅減産したように、先行きが不透明なため、非常に読みづらいです。

ただ、自動車関連のなかでもEV関連の電池やモーターで明らかに安いと思われるような銘柄はピックアップ対象としています。

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今回気になった銘柄

今回は新規銘柄ピックアップは26銘柄。新規銘柄は少なくなってきました。

3891 ニッポン高度紙工業

電池・コンデンサのセパレータやフレキシブルプリント基板を中心とした製紙メーカー。

四季報見出しは【最高益】。

リチウムイオン電池用も伸びているEV関連銘柄。なぜか株価下落でPER10台に。

最初にこの会社を知ったのは結い2101の構成銘柄としてでした。

4496 コマースONE ホールディングス

四季報見出し【独自増額】

個人的に大好きなEC関連銘柄。中小規模のECサイトの運営支援を行っています。グループ会社の一つであるフューチャーショップは老舗SaaS型ECサイトで、上場しないのかなぁと思っていました。2020年7月上場銘柄ですが、株価は上場来ずるずると下落。そろそろ買いか。

後日、個別記事を書きます。

9880 イノテック

半導体設計ツールと半導体テスターが柱。

四季報見出しは【最高益】。

NANDテスターが好調。PER10台で推移。

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以前から継続して注目

既に当ブログにてご紹介済みで、未だに未保有の銘柄たちが目立ちました。

4028 石原産業

顔料などの酸化チタン大手。第一四半期にて既に2022年3月期利益進捗50%超え。→ 上方修正&増配発表済み。

5333 日本碍子

ガイシ世界一。半導体製造装置や電子部品が好調。自動車用のセラミックスが回復。

四季報見出しは【最高益】

※紹介は後日

6928 エノモト

主要製品は半導体・LED用リードフレーム、コネクター用部品。

中間決算では、対会社予想進捗率60%超えも、自動車の生産に左右される面があるため、慎重な予想。

まとめ

半導体関連銘柄が絶好調。TSMCが熊本に進出するというニュースもありますし、政府も半導体関連に大規模な投資をすると表明しています(それでも世界各国に比べると低いのですが…)

アフターコロナの外食・ホテルなどはひとまず置いて、今号は絶好調の半導体に絞ります。

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