【水 投信】三菱UFJ グローバル・エコ・ウォーター・ファンド【ブルーゴールド】

先日ご紹介した、水 ETF PIO インベスコ・ グローバル・ ウォーターETFは、毎日一定のアクセスがあります。やはり、水に関する投資は注目を集めているようです。

そんな中、東洋経済オンラインにて気になる記事がありました。

記事内では、ETF・投信・SDGs関連のETFに注目が集まっていると紹介されています。

今回は記事内にて紹介されていたファンド、 三菱UFJ グローバル・エコ・ウォーター・ファンド(愛称:ブルーゴールド)についてご紹介いたします。

三菱UFJ グローバル・エコ・ウォーター・ファンド(愛称:ブルーゴールド)

三菱UFJ グローバル・エコ・ウォーター・ファンド(以下、ブルーゴールド)は三菱UFJ国際投信が運用を行うアクティブファンドです。

投資コンセプトは下記の通りです。

  • 世界(含む日本)の水関連企業の株式に投資を行なう
  • ファンド・オブ・ファンズ方式で運用
    アイルランド籍外国投資法人である「KBIエコ・ウォーター・ファンド(ICAV)」の円建外国投資証券および証券投資信託「日本短期債券マザーファンド」に投資を行う、ファンド・オブ・ファンズ方式で運用。

水の重要性については、他の記事でもご紹介しておりますので、そちらを参照してください。

ブルーゴールドでは水ビジネスから計上される売上高が、全体の過半数を占める企業を中心に組み入れられており、そこに水関連分野で高い技術力を持つ企業が含まれています。

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基本情報

設定日2007年7⽉27⽇
償還日2024年7月22日
購入時手数料最大3.3%(税込) 
信託財産留保額0.3%
管理費用
(含む信託報酬)
年率1.8%程度(税込)
分配金年1回(4月)

基本情報は上記の通りとなります。アクティブファンドと言うこともありますが、管理費用1.87%と高め。

以下は設定は2007年と古く、2024年に償還予定。

構成銘柄

月次レポート・目論見書を拝見

公式サイト・証券会社の銘柄紹介で閲覧することの出来る、月次レポート・目論見書・運用報告書を元に、どのような運用方針でどんな銘柄に投資しているかを確認します。

月次レポートは、前月末の情報であり、リアルタイムな情報ではありませんが、長期投資と言う目線で考えればクリティカルな問題にはならないと考えます。

2021年8月末時点での構成銘柄上位10位については下記の通りです。(2021年8月末時点)

銘柄国・地域純資産比
VEOLIA ENVIRONNEMENTフランス6.5%
UNITED UTILITIES GROUP PLCイギリス5.2%
DANAHER CORPアメリカ3.7%
ESSENTIAL UTILITIES INCアメリカ3.5%
ROPER TECHNOLOGIES INCアメリカ3.3%
SUEZフランス3.3%
FORTUNE BRANDS HOME & SECURIアメリカ3.0%
HOMESERVE PLCイギリス2.7%
AALBERTS NVオランダ2.6%
ECOLAB INCアメリカ2.6%

構成銘柄は51銘柄。1位のヴェオリア・エンバイロメントは2021年7月に業界2位の仏スエズを総額260億ユーロ(約3兆4000億円)での買収が認可されたばかり。そしてやっぱりダナハーは上位。

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パフォーマンス

基準価額推移

設定来、基準価額は2021年9月27日時点で、10,476円。(配当金再投資額込み 19,644円)

直近で基準価額が急落していますが、3,900円の分配金を出しているためです。

2012年までは低迷していましたが、その後は上昇。コロナショックで急落した後はV字以上の回復を見せたことが大量の分配金を拠出した要因となったのかもしれません。

過去のパフォーマンス

2021年9月末時点の情報です。

期間騰落率(分配金込み)
6ヶ月前から+7.46%
1年前から+ 41.64%
3年前から+41.98%
5年前から + 90.09%
設定来+96.44%

設定来からみると、+ 96.44%です。

設定から5年間程度低迷していたこともあり、あまりリターンは高くありません。2024年の償還予定日までにどれだけ資産を積み上げることが出来るでしょうか。

まとめ

2024年で運用終了予定ですが、水が枯渇するといわれている2030年に向けて延長もあるかもしれません。SDGsの流れもあり、今後も水に関するビジネスには注目が集まりそうです。

※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。

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