iFreeレバレッジ ATMX+が登場!【ハイリスクハイリターン】

ATMX(アリババ・テンセント・メイトゥアン・シャオミ)に投資するiFreeNEXT ATMX+販売元大和アセットマネジメントからまたしても新商品の発表がありました。

レバレッジをかけた商品である、iFree レバレッジ ATMX+を2021年4月27日に新規設定すると発表がありました。iFreeレバレッジ NASDAQ100 iFree レバレッジ NASDAQ 次世代50を発売していますのでおそらく発売になるだろうと予想はしていましたが、意外と早かったです。

今回はiFree レバレッジ ATMX+についてご紹介いたします。

iFree レバレッジ ATMX+とは

中国を中心に世界のテクノロジー進化をリードするアリババ、テンセント、メイトゥアン、シャオミの 4企業に加え、同様に世界をリードするテクノロジー企業の6企業を加えた、計10企業で構成された指数「ATMX+」二倍の値動きに連動する成果を目指す投資信託です。

「ATMX+」香港証券取引所に上場している「中国企業」の中で、業種(テック関連)・成長性・イノベーション指標の3要件を満たした銘柄のうち時価総額上位 10 銘柄を対象に構成された株価指数となります。10銘柄に対して均等に投資を行います。

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基本情報

購入時手数料上限2.2%(おそらくSBI証券では無料と思われる)
信託財産留保額なし
管理費用
(含む信託報酬)
年率1.034%(税込)
連動債券年率0.19%(税込)
実質管理費用/年年率1.224%程度(税込)

基本情報は上記の通りとなります。レバレッジ無しのiFreeNext ATMX+は、年間経費年率0.781%(税込)ですから、レバレッジがかかっている分高め。ちなみに、iFreeレバレッジ NASDAQ 次世代50の管理費用は1.169%程度(税込)でさらに高めとなっています。

構成銘柄

構成銘柄については下記の通りとなっております。(2021年1月末時点の情報)

ティッカー銘柄名英語名中国名セクター構成比率
9988HKアリババAlibaba阿里巴巴一般消費財6.70%
700HKテンセントTencent騰訊控股コミュニケーション
サービス
9.76%
3690HKメイトゥアンMeituan美団一般消費財10.68%
1810HKシャオミXiaomi小米集団情報技術10.06%
9618H1KJDドットコムJD.com京東商城一般消費財8.76%
9999HKネットイースNetEase網易コミュニケーション
サービス
10.29%
2382HKサニー・オプティカルSunny Optical舜宇光学科技情報技術12.94%
241HKアリババ ヘルスAlibaba Health阿里健康ヘルスケア9.30%
981HKSMICSMIC中芯国際集成電路製造情報技術10.57%
268HKキングディーKingdee金蝶国際軟件情報技術10.95%

ATMXを中心に厳選された10銘柄。中国ハイテク株オールスター選抜選手といったところでしょうか。
2021年1月時点の情報では、上記のような構成比率となっていますが、10%ずつの等分のウェイトとなる予定です。

香港証券取引所に未上場で米国に上場している中国企業には下記のような銘柄があります。

例)香港証券取引所未上場 中国企業
  • ニオ(NIO 上海蔚来汽車)
  • ビリビリ(Bilibili 哔哩哔哩)
  • ウェイボー(Weibo 微博)
  • ピンドゥオドゥオ(Pinduoduo 拼多多)

今後、上記の銘柄が組み込まれる可能性があります。

また、バイドゥが香港証券取引所に上場しましたので、リバランスのタイミングで銘柄入れ替えの可能性があります。

なお、リバランスのタイミングは4月と10月の年二回を予定。

※2021年5月7日 追記

何と早くもリバランスを実施し、3銘柄の入れ替えを発表しました。

新規追加
  • クアイショウ
  • ビリビリ
  • バイドゥ
除外
  • SMIC
  • キングディー
  • アリババヘルス

バイドゥとビリビリは採用されるかな?と思っていましたが、入れ替えが早すぎる!!

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メリット

圧倒的なリターン

米国の各指数・中国の平均的な指数と比較したところ、代表的な指数を上回る高パフォーマンスを残しています。

大和アセットマネジメントプレスリリースより
大和アセットマネジメントプレスリリースより
大和アセットマネジメントプレスリリースより

デメリット

コストが高い

ただでさえ高い管理費用ですが、レバレッジ型と言うこともあり、年間1.224%程度と非常に高くなっています。

厳選10銘柄に均等分散

構成銘柄数が10と少ない上、よくある時価総額加重平均ではなく、10%ずつの均等分散のため、特定の銘柄の影響を受けやすく、値動きが非常に荒くなる可能性があります。

中国政府介入リスク

アリババ傘下のアントグループの上海・香港への上場に際し、中国政府が介入し上場延期となったのは記憶に新しいところです。最近では、独占禁止法に違反しているとして、3050億円の罰金を命じられました。(それでも年間の利益からすると1ヶ月相当らしいです)

私見

個人的な感想ですが、非常にハイリスクハイリターンの大博打投信であると感じます。早速買ってみたiFreeNEXT ATMX+は日々の値動きが大きく現在はマイナスのスタートとなっております。経費率も高いですし、スリルを楽しめる方向けです。

まとめ

これまでの、NASDAQ100,次世代50を発売したときの傾向から、おそらくATMX+もレバレッジ型を出してくるだろうなとは思っていました。パフォーマンスを見る限りは魅力的に移りますが、中国政府の介入リスクがあり、手を出しずらいです。経費率の安い、米国ETFのCXSEもありますので、リスクを考えたうえで投資しましょう。

※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。

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