【書評】コロナとバカ 

以前から気になっていましたが、書店で見かけたため衝動買い。

ビートたけしさんの毒舌が光ります。

概要

コロナがあぶりだしたニッポンのバカ

安倍前首相も夫人も「国民のレベル」を反映していた

スキャンダルだらけの安倍政権、緊急事態宣言下で私的桜を見る会を実施・旅行に行っていたアッキー、そのアッキーに頭があがらず注意することも無ければ、星野源の動画に乗っかり炎上するというどうしようもない安倍前首相。

かの松下幸之助は「国民が政治を嘲笑している間は、嘲笑に値する政治しか行われない」と語ったとのこと。

GoToイートはみっともない

一時期話題になった、「トリキの錬金術」。たかだか数百円稼ぐのに躍起になるのは暇人がやること。

昔あった日本人の「品格」がなくなってきている。

民主主義を信じるな

政治家の言うことをその通りと鵜呑みにするバカな人が90%を占めてきている。

大事なのは自分で考えられる頭を持つこと。

こんなときだから蓄積を

「古典」を勉強すべき。「古典」といわれるものは生き残ってきただけの理由がある。

さよなら愛すべき人よ

2020年は、コロナで志村けんさんが亡くなり、竹内結子さん・三浦春馬さんが自殺するというショッキングなニュースが続きました。

最近の自殺はネットがらみのことが多い。自殺する前にスマホを壊す勇気を。

ニュース・テレビのお騒がせ事件簿

いろいろあった2020年の芸能界。不倫ばかりがニュースになりましたが、放送禁止用語ばかりで好きなことを言ってます。興味のあるかたは著書内にて(笑)。

藤井聡太、大谷を見て「夢に向かって頑張れ」は酷

この人たちは、夢を与える存在というよりも「普通じゃ頑張ってももたどり着けない境地がある」という、夢を諦めさせる存在で明らかに高すぎるハードル。「才能が無くても生きていける礼儀や愛嬌、最低限の勉強」を教えるのが親の責任。

よく、有名人を引き合いに出して頑張れという人がいますが、ある種の生存者バイアスに引っかかっているのではないかと思います。

所感

著書内の内容を今テレビで発言してしまうと、おそらく炎上どころの騒動ではなく、永久追放となってしまうでしょう(笑)。それくらい、他人を叩くことに躍起になっている面倒な社会です。

著書内では、ビートたけしさんが、個人的な主観で言いたい放題に述べられています。すべてがなるほどと思うことではなく、そうだなぁと思うこともあれば、あれっ??っと思うことも多々ありました。

今の世の中は、世間の大多数と呼ばれる集団からすこしでもズレた発言をすると、袋叩きにあってしまうため、自分の意見がいえなくなってしまっているような気がします。

こうやって、著名な方が好き勝手言ってくれると、少し楽な気持ちになり。メディアや周りに流されること無く、自分の考えを持ちたいと考えさせられる著書でした。

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