【書評】心配事の9割は起こらない

最近心理学・哲学に関する情報を集めていためかAmazonのおすすめに出てきました。書店にて本書の文庫本を見つけたのでこれは運命だと思い購入。

著者の枡野俊明さんは住職で大学教授・庭園デザイナーの方です。

概要

さっさと減らそう、手放そう、忘れよう

妄想をやめる

妄想を生み出す要因は「対立」。禅ではどんなものもどんな人も比べようの無い絶対的存在。

いま出来ることだけに集中する

当たり前を見直す

あたりまえに感謝。

自分のものさしで生きる

実戦で経験、体感することで自分で判断する能力が養われる。

競争から一歩はなれると上手くいく

誰かと比べることで「勝ち」「負け」だけになる。

→個人的にハマッた「同期のサクラ」というドラマで「勝ち負けより価値」という名言がありました。

「おかげさま」を感じる

どんな仕事も「おかげさま」で成り立っている。自分ひとりで仕事は出来ない。

実は「おかげさま」の語源は「ご先祖さま」。ご先祖様がいらっしゃるから自分が存在する。

人間関係が驚くほど楽になる

お先にどうぞ

お先にどうぞといえる二番手が一番いいポジション力のある二番手なら自分が動かなくても周囲が押し出してくれて一番手になれる。

→確かにしっかりしている会社は2番手がしっかりしている。個人的に菅首相は二番手で威力を発揮するタイプだと思いますが、押し出されて1番手になりました。現二番手は…どうでしょう???

また会いたいと思わせる

「己の欲せざるところ、人に施すことなかれ」

→私は幼い頃から両親に上記の言葉を言われて育ったため、自分がされて嫌なことは人にしないようにしています。

所感

ところどころ禅宗に絡めて説明がありますが、基本的に言いたいことは実にシンプル。過去・未来よりも「今」に集中しようということ。比較的良くある自己啓発本に書かれている内容とほぼ同様です。

スマホが普及した現代では、情報過多であり、多すぎる情報に踊らされている感があります。

著書内では、例えば夜は情報を入れないだとか、禅のように落ちつく時間をつくるなどの例が挙げられています。今は一日中スマホをいじっていることも多いですが、デジタルから離れて自分と向き合う時間を多く持つことで今やるべきことが明確になっていくのかもしれません。

また、考えることが多いから不安になったり、怒りを感じるのだと思います。思い立ったら今に集中してまず行動。これも大切にしていきたいと思います。

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