当ブログのアクセス数を牽引するiFreeNEXT NASDAQ次世代50・iFreeNEXT ATMX+。
iFreeNEXT ATMX+の記事内でも少し触れましたが、販売元の大和アセットマネジメントの提供するiFreeNEXTシリーズは個性のあるインデックスファンドシリーズです。
今回は個性的なインデックスシリーズの中から、2020年に圧倒的なパフォーマンスを発揮した投信iFreeNEXT FANG+インデックスについてご紹介いたします。
iFreeNEXT FANG+インデックスとは
次世代テクノロジーをベースに、グローバルな現代社会において人々の生活に大きな影響力を持ち、高い知名度を有する米国上場企業を対象に構成された株価指数「NYSE FANG+指数」に連動する成果を目指す投資信託です。
米国ハイテク巨人である、F:Facebook、A:Apple、A:Amazon、N:Netflicx、G:Goolgle(Alphabet)の頭文字をとったFANGにさらに5銘柄を追加した10のハイテク銘柄で構成されています。
基本情報
購入時手数料 | なし |
信託財産留保額 | なし |
管理費用 (含む信託報酬) | 年率0.7755%(税込) |
基本情報は上記の通りとなります。メジャーなインデックス型の投資信託と比較すると、管理費用は高めです。
参考)iFreeNEXT NASDAQ100インデックス・iFreeNEXT NASDAQ次世代50がともに0.495%
構成銘柄
構成銘柄については下記の通りとなっております。(2021年1月末時点の情報)
銘柄名 | 構成比率 |
---|---|
バイドゥ | 13.4% |
ツィッター | 11.7% |
アルファベット(クラスA) | 10.2% |
ネットフリックス | 9.0% |
エヌビディア | 8.8% |
テスラ | 8.6% |
アップル | 8.4% |
アマゾン | 8.4% |
アリババ | 8.1% |
フェイスブック | 8.1% |
厳選10銘柄。FANG+といっても実は、構成比率トップは中国のバイドゥ。そうはいっても、最下位のFacebookでも8.1%ありますのでほぼ均等といって良いでしょう。
なお、4半期ごと(3,6,9,12月)に等金額になるようにリバランスを実施しています。
コロナショック以後圧倒的なリターン
2018年1月の設定以来、分類平均を下回る残念な投信でしたが、コロナショック以後から一転、他の追随を許さない圧倒的なリターンを記録しています。NASDAQ100指数の躍進は記憶に新しいところですが、そのなかでも特にパフォーマンスの良い10銘柄に絞ったことで、圧倒的なリターンを記録しました。
執筆時点(2021年3月16日)の基準価額は24,875円と非常に高い水準となっております。特に2020年7月以降に純資産額が急増しています。
デメリット
厳選10銘柄に均等分散
構成銘柄数が10と少ない上均等分散のため、特定の銘柄の影響を受けやすく、値動きが非常に荒くなる可能性があります。
巨大IT解体危機?
本ブログでも何度かご紹介しておりますが、米民主党が政権をとったことで、当初から案の出ていたGAFAをはじめとした巨大ITの解体の可能性が取り沙汰されています。過度の介入は、これまでハイテク中心に躍進を遂げてきた米国経済の成長に悪影響を及ぼしかねないので、規制を強化するなどの最小限の施策にとどまってくれればいいのですが…。
購入は見送り
すでにeMAXIS NASDAQ100インデックス、iFreeNEXT NASDAQ次世代50をスポット購入し、少額ですが積み立て設定を行っているため、購入は見送りたいと思います。
2020年の圧倒的なパフォーマンスを記録していますので、成長している企業に集中投資したいという方はこちらがお勧めです。
まとめ
FANG+を中心としたハイテク銘柄への投資は、種類がありすぎて判断に迷うと思います。ハイテク銘柄は今後も成長し続けていく分野ですので、市場全体をまるっと買うか、銘柄を絞るかは個人の好みでいいと思います。その中で、経費率にこだわるならETF、毎月定額定期積み立てなら投信と使い分けていけばいいと思います。
※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。