早速買ってみたiFreeNEXT NASDAQ次世代50は新規設定から順調に純資産額を伸ばしており、幸先のよいスタートを切ったようです。
そんな順調なスタートを切ったiFreeNEXT NASDAQ次世代50ですが、販売元の大和アセットマネジメントからレバレッジをかけた商品が2021年2月9日から登場するとアナウンスがありました。
今回はiFreeレバレッジ NASDAQ 次世代50についてご紹介いたします。
iFreeレバレッジ NASDAQ 次世代50とは
将来的にNASDAQ100指数への組み入れが見込まれる企業50社で構成されているNASDAQ Q‐50指数(米ドルベース)の2倍程度の値動きとなることを目指す、レバレッジをかけた投資信託です。NASDAQ100指数と同様に金融関連の銘柄が含まれておらず、ハイテクやバイオテクノロジーなどの新興銘柄が対象となります。
基本情報
購入時手数料 | 上限2.2%(おそらくSBI証券では無料と思われる) |
信託財産留保額 | なし |
管理費用 (含む信託報酬) | 年率0.979%(税込) |
連動債券 | 年率0.19%(税込) |
実質管理費用/年 | 年率1.169%程度(税込) |
基本情報は上記の通りとなります。iFreeNEXT NASDAQ次世代50の管理費用が年間0.495%ですから、その約2倍の年間1.169%とかなり高めの設定です。また、販売会社についてはSBI証券で購入可能であることがアナウンスされていますが、購入時手数料についてはネット証券ですのでおそらく無料になることが想定されます。
構成銘柄
構成銘柄についてはiFreeNEXT NASDAQ次世代50と重複しますので割愛させていただきます。
メリット
NASDAQ100、NASDAQ Q-50 を大きくしのぐリターンと成長の可能性
S&P500指数を大きく超える、NASDAQ100、NASDAQ Q-50指数の2倍の値動きをするので、株価上昇時には大きなリータンが期待できます。
デメリット
コストが高い
前述のとおり、年間1.169%と1%を超える管理費用が必要となります。株価が低迷すると管理費用が重石となってリターンが望めない可能性があります。
値動きは非常に荒い
新興市場のNASDAQにおいて、NASDAQ 100指数でさえ荒い値動きをしますが、その次の50銘柄となるとさらに荒い値動きとなる可能性があります。さらに、レバレッジをかけて2倍の値動きをしますので乱高下が激しく長期の積立投資には少々難易度が高いと思われます。
私見
個人的な感想ですが、非常にハイリスクハイリターンの大博打投信であると感じます。既にNASDAQ100指数にレバレッジを賭けたiFreeレバレッジ NASDAQ100 を所有している方がサテライトとしてサブ的に所有するのであれば面白いと思いますが、本商品を単体で所有するのはリスクが高いです。値動きが荒くなることが想定されるため、毎月の積立投資ではタイミングによっては損益が大きくなる可能性があります。
まとめ
2018年10月に設定されたiFreeレバレッジ NASDAQ100 がコロナショック後に純資産を大きく伸ばしたことに気をよくしてか、NASDAQ Q‐50指数にもレバレッジをかけた商品を出してきました。しばらくは様子見しようと思います。
※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。