【書評】独学大全 序文 目次にたどり着くまで32ページ

ネットで話題になっていた本です。まだまだ成長したい。何かヒントになるものはないかと探してたところたどり着いた本です。

Amazonでは一時売り切れとなり、定価以上の価格に。楽天ブックスは入荷待ち。

街の大型書店でようやく見つけました。なんと752ページもあります。

もはや辞典レベル

目次にたどり着く前の序文だけでも32ページあります。今回はその32ページの概要です。

概要

無知くんと親父さんの会話 無知をどうにかしたい

物語の導入部。「無知」をなんとかしたい無知くんと親父さんとの会話から始まります。独学というものはほぼ間違いなく挫折する。どれほど効果のあるやり方でも持続可能でなければ意味がない。「どの様に学ぶか」というやり方よりも「何を学ぶか」が大事だし、「学び続けるか否か」がもっと大事。

独学者に必要なもの

何を学ぶか自分で決めるためには、学習の対象である知識がどのようなものであるか「知識のための知識」が必要。

二重過程説

人の認知や行動は大きく分けて2つのシステムから構成される

システム1 無意識で自動的迅速で直線的

本能的に求める欲求のこと。意識しなくても職人は流れるように作業を行う。

システム2 意識的に制御され熟慮的に動く

本能を抑制する理性といったところでしょうか。速度は遅いが考えることができる。

上記システム1とシステム2が複雑に絡み合っている。ダイエットを例にとると、本能的に甘いものを求めてしまうのがシステム1、理性で抑制するのはシステム2だが、言い訳をして都合の良い解釈で結局甘いものを摂ってしまう。また集団になると、システム1とシステム2が絡み合ってくる。身内を贔屓にしたとか、反撃したとか。

賢くなるために

人の認知と行動についての「仕様」を知り、それに基づいて知識とは何か学ぶとは何か基礎の上に再構築。独学には理性が必要だが、理性は知ることと学ぶことによって強化できる。

所感

すでに序文で感慨深く考えさせられる内容です。勉強のやり方、継続するためのハウツー本は世に溢れていますが、本書はもっと根本的な人の認知と行動の仕様を理解することから始め、基礎の上に学ぶことを構築する流れです。32ページ読んだだけでも頭が疲れる、ただし非常に腑に落ちる内容となっております。本当は第一章読み終えたところで記事にしようと思っていたのですが・・・。

長い道のりになりそうですが、地道に読み進めていこうと思います。

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