【超ニッチ】国際物流 9381 エーアイテイー 

個人的に注目しているEC関連を探していたところ、EC関連とは少し違いますが、国際物流関連銘柄の9381エーアイテイーを見つけました。四季報2020年秋号を読んでいるときにたまたま見つけた銘柄となります。株価が手ごろで、時価総額があまり大きくなく、連続増益、なおかつほとんど知られていないという隠れた銘柄となります。果たして買っている人がいるのかどうか。株ブログを見てもほとんど触れられていないため、面白そうだと感じて100株購入しました。

果たして何をやっている会社なのか?成長の可能性があるのかどうか?主観ですが銘柄を調査してみました。

9381 エーアイテイーとは

会社概要

エーアイテイーという社名から、IT企業を想像される方も多いかもしれませんが、関西を拠点とした物流企業となります。

株式会社エーアイテイーは、国際貨物輸送事業を手がける日本の物流企業である。主に日本-中国・東南アジア間の輸送を手がけ、自社で輸送手段を所有せず、需要に応じて運送業者のサービスを利用して貨物輸送を展開するフォワーダーである。東証1部上場。

wikipediaより

特徴としては、中国、東南アジアへの輸送に特化していること。上記にもありますが、自らは輸送手段を持たず、海運会社や航空会社から貨物スペース(コンテナ)を仕入れて国際間の輸送をコーディネートし、荷主から受け取る代金と海上・航空運賃の差額を収益とする仲介業務を行っています。
お国柄、中国との国際輸送はトラブルになることが多く、東南アジアも輸送網が発達しているとは言い難いため、国際輸送の際の課題となります。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、人の移動が制限される中、輸入・輸出ともにニーズのあるニッチな企業ではないかと思われます。

業績

それでは早速、株価と業績を見ていきましょう。

まずは過去2年のチャートです。コロナショックはありましたが、コロナ前まで戻し、1,000円前後のボックス相場となっております。

2018年10月-2020年10月

こちらは上場来のチャートです。EC市場の拡大に伴い、輸出入ともにニーズが増えたことにより、株価は上場時の3倍以上に上がってきています。2006年マザーズ上場→2011年2月東証2部→同11月東証1部指定替えと順調に成長しています。

【業績】売上高営業利益税前利益利益1株益(円)1株配(円)
連17.221,2631,3921,46198151.3530
連18.225,1141,4971,5871,10057.635
連19.227,7831,5431,7031,16761.136
連20.245,0031,5751,9471,32555.536
連21.2(会社予想)45,5001,7602,0451,42059.9336

過去5年の業績です。売上は順調に伸びています。今期はコロナショックもありながら、微増となる予定です。

配当は18年から年間配当35円のまま継続中。配当性向60%を目指し、株主還元重視の姿勢をみせており、今後の利益拡大に伴う増配が期待されます。

株主優待

以前は株主優待はありましたが、現在は廃止されています。配当金の増配に期待しましょう。

投資経験談

2020年10月 四季報の情報をもとに決算跨ぎを決断

四季報2020年秋号より、【連続増益】の見出し、自己資本比率54.1%、配当利回り3.6%とそこそこ高配当なことから興味を持ちます。

その後、登録だけしてある転職サイトから求人の個別オファーが届き、業績が好調であることを認識(業績が好調な企業でないと、このコロナ禍での人員拡大は考えられないため)。

2020年10月 四季報の情報を元に中間決算前に購入を決断。下方修正による株価暴落、上方修正による材料出尽くし暴落はないものと判断。1,110円にてIN。

結果…対会社予想進捗率: 51.4 % 会社予想よりも微増。

その後地合の悪さから1,000円を割る場面があるものの、大暴落せず。一日の出来高が少ないのが気になるところですが…このままホールドの予定です。

教訓

  • 四季報、過去5年の業績を重視。
  • 自分の興味のある分野に特化してみる。

初めてまともに四季報を読んで業績、財務状況を判断した上で購入を決断した銘柄となります。

四季報を見ていると今まで知らなかった業界・銘柄に出会えることがあります。まだまだ勉強が必要ですが…。

あくまでも投資は自己判断でお願いします。

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