東証ETFにもインド株が増えてきました。2024年8月20日に233A:iFreeETF インドNifty50が東証に上場することになりました。今年の新規設定投信・ETFはインドと半導体ばかりになりそうです。
今回は、233A:iFreeETF インドNifty50 ETFについてご紹介いたします
233A:iFreeETF インドNifty50 ETF
NSE Indices Limitedが算出しているインド国立証券取引所に上場している50銘柄から構成される時価総額加重平均型の株価指数 Nifty50指数との連動を目指すETFです。
大和アセットマネジメントが運用します。
これでもかと言うくらいインド投信・ETFが増えてきましたが、本ETFの特徴はインドの“現物”株式へ投資を行うことです。先物が取り入れらることが多いファンドとは違い下記のような特徴があります。
・ベンチマーク連動性の向上
・分配金の獲得期待
インド株式への投資を行うファンドが増えてきた分、上記のような特徴で差別化を図るものと思われます。
基本情報
管理費用 (含む信託報酬) | 年率0.385%程度(税込) |
分配金 | 未定 |
基本情報は上記の通りとなります。経費率は0.385%。投信だと0.3%未満の商品が出てきている中、ちょっと高いかなと言う印象です。それでもETFとしては最安値の部類に入ります。
構成銘柄
構成銘柄上位については下記の通りとなります。
銘柄 | 業種 |
---|---|
RELIANCE | エネルギー |
TATA CONSULTANCY S | テクノロジー |
HDFC BANK | 金融 |
INFOSYS | テクノロジー |
ICICI BANK | 金融 |
HINDUSTAN UNILEVER | 非耐久消費財 |
HOUSING DEVEL FIN | 金融 |
ITC LTD | 非耐久消費財 |
STATE BK OF INDIA | 金融 |
BHARTI AIRTEL LTD | 通信 |
上位はあまり変わらないようです。
類似商品との比較
他の類似商品と比較してみます。(2024年8月12日時点)
ファンド名 | 連動指数/アクティブ | 管理費用(税込) | 純資産(2024年5月時点) |
---|---|---|---|
233A iFreeETF インドNifty50 | Nifty50指数 | 0.385% | – |
201A iシェアーズNifty 50インド株 ETF | Nifty50指数 | 0.385% | 59億円 |
1678 NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty 50連動型上場投信 | Nifty50指数 | 1.045% | 791億円 |
カズレーザーが広告に出ている1678 NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty 50連動型上場投信 は管理費用は高いものの着実に純資産を伸ばしています。6月に上場したばかりの 201A iシェアーズNifty 50インド株 ETF はまだまだこれから。経費率で同率の最安値となった 233A iFreeETF インドNifty50 がどこまで肉薄できるでしょうか。
まとめ
インド株に投資するインデックス型の商品が増えてきました。本ETFは現物への投資を謳い差別化を狙っているようです。経費率が0.2%くらいになってきたら検討しても良いかと思いますが、まだまだ高いかなと言う印象です。