最近怒涛の勢いで新商品を発表しているSBIアセットマネジメントからさらに新商品です。
NASDAQ100指数との連動を目指すインデックスファンド。またNASDAQか…と思いましたが、人気のETF【QQQ】を買う、FoF形式のファンドとなる模様です。
詳細を見ていきます。
SBI・インベスコQQQ・NASDAQ100インデックス・ファンド(雪だるま(QQQ・NASDAQ100)) とは
SBI・インベスコQQQ・NASDAQ100インデックス・ファンド(愛称: 雪だるま(QQQ・NASDAQ100) は SBIアセットマネジメント が運用を行うインデックスファンドです。
新興市場であるNASDAQから金融関連銘柄を除く上位100銘柄で構成されるNASDAQ100指数の値動きに連動した投資成果を目指します。GAFAMをはじめとしたハイテク企業が中心で、業績の変動が激しいことから値動きが荒くなるのが特徴です。
実際には下記のETFに投資します。
投資対象ETF | 経費率 | 基本投資割合 |
---|---|---|
インベスコQQQトラストシリーズ1(QQQ) | 0.20% | 50%以下 |
インベスコNASDAQ100ETF(QQQM) | 0.15% | 50%以上 |
QQQMって何?
NASDAQ100指数に連動するのはわかったのですが、QQQMって何?ということで、改めて調べてみました。一言で言えばQQQと同じ運用会社が出している廉価版のQQQで下記のような特徴があります。
- 2020年10月より発行、QQQに対して純資産で1/15、出来高で1/39程度
- 経費率が0.15%と安い
- 価格がQQQより半分以下
QQQが既に巨大なETFとなってしまっているため、安価な廉価版を出すことでビギナー投資家にも、とっつきやすくしています。
2023年6月より日本の主要ネット証券会社でも取り扱いが開始されました。
今回のファンドは、構成銘柄がほぼ同じ(若干cashがあるかどうか)ETFを組み合わせることで、経費率を下げて運用しようという狙いでしょうか。
基本情報
購入時手数料 | なし |
信託財産留保額 | なし |
管理費用 (含む信託報酬) | 年率0.2388%(税込)程度 ※信託報酬0.0638%+ETF経費率0.175% |
基本情報は上記の通りです。信託報酬は破格の0.0638%で、ETFの管理費用0.175%を加算して実質的な管理費用は0.2388%程度となる見込みです。
SBIアセットマネジメントの運用する、米国ETFを買うファンドの信託報酬はどれも 0.0638% なのでしょう。
現段階ではSBI証券でのみの販売。
構成銘柄
もうあえてご紹介する必要もないと思われますので、本サイトのNASDAQ100関連の他記事をご覧ください。GAFAMを中心としたいつものメンバーです。
類似商品との比較
その他のファンドを比べてみます。
ファンド名 | 管理費用(税込) | 純資産(2023年7月時点) |
---|---|---|
SBI・インベスコQQQ・NASDAQ100 インデックス・ファンド (雪だるま(QQQ・NASDAQ100)) | 0.2388% | – |
<購入・換金手数料なし> ニッセイNASDAQ100インデックスファンド | 0.2046% | 92億円 |
PayPay投信 NASDAQ100インデックス | 0.418% | 13億円 |
eMAXIS NASDAQ100インデックス | 0.44% | 730億円 |
iFreeNEXT NASDAQ100 インデックス | 0.495% | 710億円 |
インデックスファンド NASDAQ100(アメリカ株式) | 0.484% | 707億円 |
NZAM ベータ NASDAQ100インデックス | 0.44% | 25億円 |
最古参の大和アセット iFreeNEXT NASDAQ100 インデックス を後発ファンドが追いかける展開は変わらず、 eMAXIS NASDAQ100インデックス が現段階で純資産トップ。最安値のニッセイNASDAQ100インデックスファンド は順調に純資産を伸ばしています。
今回SBIの雪だるまシリーズに加わることで、一気に勢力図を塗り替えることになるのでしょうか?
まとめ
2024年新NISAに向けてNASDAQ100指数に連動する新商品が増えてきました。更なる新商品が登場するのか?既存商品の値下げが発表されるのか?年末に向けて目が離せません。
※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。