SMT MIRAIndex エコ【低コストテーマ型インデックス】

三井住友トラスト・アセットマネジメントが運用を行う、低コストのテーマ型インデックスシリーズSMT MIRAIndexの第4弾。ESG投資という言葉が最近になってよく耳にするようになり、環境への配慮が求められる時代になりました。自動車にしてもテスラの株価が高騰したようにEVシフト、急速に脱炭素社会への転換が求められています。

今回は、SMT MIRAIndex エコについてご紹介いたします。

SMT MIRAIndex エコとは

SMT MIRAIndex エコ三井住友トラスト・アセットマネジメントが運用を行うアクティブファンドです。

投資コンセプトは下記の通りです。

  • 世界の環境関連企業の中から総資産に占める売上総利益の割合(売上総利益÷総資産)の原則上位50銘柄に投資を行うFactSet Global Environmental Opportunities Indexへの連動を目指す

近年急速に、SDGs、ESG投資を言う言葉を耳にするようになりました。環境に配慮した商品だったり取り組みを行いましょうということですが、例えば自動車では急速に電気自動車へのシフトが進んでいますし、化石燃料を用いる火力発電から太陽光発電や洋上風力発電といった発電方法にシフトしつつあります。

なぜ最近になって、「環境」が注目されるようになったかと言うと、2015年に地球温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」が採択され、二酸化炭素の排出規制が厳しくなるなど、環境対応が企業価値に直結するようになったことが挙げられます。環境に対する取り組みを全く行っていないと、いくら業績が良くても世界的に評価されないという流れになりつつあります。女性の社会進出、企業統治も含めESG投資が注目を集める中、環境問題を無視できない状況となりつつあります。

SMT MIRAIndexとは

三井住友トラスト・アセットマネジメントが提供する新しいファンドシリーズ。

中長期的に世界のメガトレンドになりうる未来テーマ型シリーズで、企業の収益性に着目し開発したスマートベータ指数を指標とした低コストインデックスファンドです。

スポンサーリンク

基本情報

設定日2019年10月29日
償還日無期限
購入時手数料最大3.3%(税込) 
※証券会社によって異なる。ネット証券は無料
信託財産留保額なし
管理費用
(含む信託報酬)
年率0.77%(税込)
分配金年1回(2月)

基本情報は上記の通りとなります。テーマ型インデックスファンドということもあり、管理費用は0.77%(税込)と1%を切る安めの設定。

SMT MIRAIndexの他の4種のファンドも同一の価格設定となっております。

構成銘柄

月次レポート・目論見書を拝見

公式サイト・証券会社の銘柄紹介で閲覧することの出来る、月次レポート・目論見書・運用報告書を元に、どのような運用方針でどんな銘柄に投資しているかを確認します。

月次レポートは、前月末の情報であり、リアルタイムな情報ではありませんが、長期投資と言う目線で考えればクリティカルな問題にはならないと考えます。

構成銘柄上位10位については下記の通りです。(2021年6月末時点)

銘柄名国・地域比率
ENPHASE ENERGY INC米国6.82%
XINYI SOLAR HOLDINGS中国5.52%
TESLA米国5.07%
SUEZフランス4.39%
SEVERN TRENT PLCイギリス4.38%
TRANE TECHNOLOGIES PLC米国4.36%
REPUBLIC SERVICES INC米国4.35%
IDEX CORP米国4.33%
WASTE MANAGEMENT INC米国4.32%
GRACO INC中国4.32%

組み入れ銘柄数は50。テスラは入ってくるだろなと思っていましたが、予想どおり。

eMAXIS Neo クリーンテックをはじめとして多数のETF・投信に組み入れられているENPHASE ENERGYが組み入れ比率トップ。XINYI SOLARと合わせて、太陽光発電はアメリカと中国が頭一つ抜け出しています。

スポンサーリンク

パフォーマンス

基準価額推移

設定来、基準価額は2021年7月30日時点で、18,098円。

コロナショック時に例外なく暴落していますが、その後は順調に右肩上がり。その割にはあまり純資産額が増えていないのがネックでしょうか。

過去のパフォーマンス

2021年7月末時点の情報です。

期間騰落率(分配金込み)
6ヶ月前から+12.49%
1年前から+56.84%
設定来+80.98%

設定来からみると、+80.98%です。

テスラの株価高騰の影響もありますが、特に2020年に入ってからの上昇が激しく、ESG投資・SDGsが叫ばれるようになった次期と重なります。

まとめ

当ブログでも何度もご紹介している、クリーンエネルギー・電気自動車関連のファンド/ETF。過去のアクセス数を見ても、個別銘柄を除くと、クリーンエネルギー関連のETFが上位に並びます。

当ブログではご紹介していませんが、純資産1兆1,000億円を超えるグローバルESGハイクオリティ成長株式ファンドなどESG関連ファンドに資金が流入しつつあります。このあたりのファンドの構成銘柄を見ていくのも良いかもしれません。

※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。

タイトルとURLをコピーしました