米国株が絶好調です。2021年7月9日、ダウ平均、S&P500、NASDAQ総合・NASDAQ100の主要4指数が史上最高値を更新しました。景気回復のピークアウト懸念を背景に続いた債券買いが一服したことで大幅高となりました。日本の株式市場はイマイチですが、やはり米国市場に投資を検討していきたいと思います。
今回は次世代の米国を代表するであろう銘柄に投資を行う、次世代米国代表株ファンド(愛称:メジャー・リーダー)についてご紹介いたします。
次世代米国代表株ファンド(愛称:メジャー・リーダー)とは
次世代米国代表株ファンド(愛称:メジャー・リーダー)は三菱UFJ国際投信が運用を行うアクティブファンドです。米国株に投資するファンドです。
投資コンセプトは下記の通りです。
- 米国の株式に投資
- 次世代の米国経済の主役となり得ると委託会社が判断した企業の株式に投資
ダウ・ジョーンズ工業株価平均(ダウ工業株30種)における構成銘柄を参考にポートフォリオの構築を行います。今後の経済環境、社会構造に関する見通しを基に、変化に対応し成長が見込まれる投資
銘柄を厳選し、30銘柄程度に投資を行います。
ファンドの作った、オリジナルダウ工業株30種といった位置づけでしょうか。
基本情報
設定日 | 2013年5月28日 |
償還日 | 2023年3月7日 |
購入時手数料 | 最大3.3%(税込) ※証券会社によって異なる。ネット証券は無料 |
信託財産留保額 | 0.3% |
管理費用 (含む信託報酬) | 年率1.595%(税込) |
分配金 | 年4回(3月,6月,9月,12月) |
基本情報は上記の通りとなります。アクティブファンドですが、管理費費用は1.595%とそこそこで、信託財産留保額はなし。
なんと年4回分配金が分配されます。分配金は定額ではなく、基準価額10,000円を超えた分だけなります。
構成銘柄
業種別は下記の通り。
業種 | 組み入れ比率 |
---|---|
情報・通信業 | 21.4% |
ヘルスケア | 16.5% |
資本財・サービス | 15.7% |
金融 | 15.1% |
一般消費財・サービス | 12.5% |
生活必需品 | 6.7% |
コミュニケーション・サービス | 4.4% |
エネルギー | 1.9% |
素材 | 1.2% |
構成銘柄上位10位については下記の通りです。(2021年6月末時点)
銘柄名 | 業種 | 比率 |
---|---|---|
ユナイテッドヘルス | ヘルスケア | 8.4% |
マイクロソフト | 情報技術 | 6.5% |
アメリカン・エキスプレス | 金融 | 6.0% |
アマゾン・ドット・コム | 一般消費財・サービス | 5.9% |
キャタピラー | 資本財・サービス | 5.8% |
ロックウェル・オートメーション | 資本財・サービス | 4.8% |
バンク・オブ・アメリカ | 金融 | 4.5% |
ボーイング | 資本財・サービス | 4.2% |
ビザ | 情報技術 | 4.2% |
TJX | 一般消費財・サービス | 4.0% |
前述の通り、組み入れ銘柄数は30。上位10銘柄については改めて説明するまでもない銘柄ばかりでしょう。ピンタレスト、サービスナウなどの銘柄も構成銘柄の一つとして名を連ねています。
全30銘柄の詳細については、月次レポートにて一言コメントつきで確認することが出来ます。
パフォーマンス
基準価額推移
設定来、基準価額は2021年7月5日時点で、10,375円(分配金再投資 28,203円)
前述したとおり、年4回の決算にて基準価額10,000円を超えた部分を分配金として拠出しています。
分配金を再投資したと仮定すると、リーマンショック後に設定された当ファンドは右肩あがり。コロナショック後も急騰しています。
純資産総額が減ってきているのが気がかり。
過去のパフォーマンス
2021年3月末時点の情報です。
期間 | 騰落率(分配金込み) |
---|---|
6ヶ月前から | +18.01% |
1年前から | +44.54% |
3年前から | +44.25% |
5年前から | +121.09% |
設定来 | +177.89% |
設定来からみると、+177.89%です。
あくまでも分配金を再投資した前提ですが、毎年安定して右肩上がり。10年投信なのであと少ししか期間がありませんが、今後も安定して分配金を排出し続けられるでしょうか。
まとめ
次世代の米国を代表する銘柄達。AmazonやMicrosoftのようなおなじみの銘柄もあれば、ピンタレストのような新興銘柄もあります。月次レポートだけでも、参考になるので見て行きたいと思います。
※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。