【書評】「ダメな自分」でも武器になる コンビニバイトはクビでも年商14億企業をつくった男の人生戦略

本当は元陸上選手の為末さんの本を買おうと思っていましたが、思わずジャケ買い。全く存じ上げなかったのですが、著者の森泰輝さんはYouTuberの所属する事務所VAZの創始者です。

概要

「人生は配られたカードで勝負するしかない」

— スヌーピー

著者の経歴

著者の森さんは、早稲田大学に入学するものの、理屈っぽく話す、手先が不器用、マルチタスクが苦手という欠点もあり、コンビニのバイトをクビになるなどひきこもりに陥ります。

そこから森さんは、ダメな部分も含めて自分なんだと気づき、学生団体の活動から起業へと道を進めていきます。

苦手なことは克服しなくていい

人はできないことばかり目を向けてしまう

出来ないことばかりに注意を引かれて、そこを何とか克服しようとがんばってしまう。

人よりも得意なことにはありがたみを感じない。出来て当たり前だから。

イメージできないことは絶対に出来ない

どんなに難易度が高い仕事でも、成功イメージが抱ければ進めるし、イメージがわかなければ進めない。

得意なところで戦う

得意なこととは

「無理なく続けられて、やりながら成長できること。」得意だと感じられることなら、義務感無く主体的に取り組める。

本当に貴重な才能は見えにくい

管理能力・調整能力・ヒアリング能力などは見えにくいが非常に貴重な才能。目先の売上や声の大きな人しか評価していない経営者は痛い目にあいますよ。

これからの時代に必要な努力

自分を知る努力

得意なことに目を向ける。不得意なことに時間を割いてもコスパが悪い。

自分が活きる場所を探す努力

自分の能力を発揮する場所は自分で探す。

ダメな自分を武器に変える

失敗するパターンを洗い出す

必ず失敗する必敗パターンはある。苦手なことで無理な努力を続けているから。

最初から負けるとわかっている勝負はしない。苦手なことは他人に任せるか、公言しましょう。

人付き合いのスタンスを変える

「過去と他人は変えられない」

有名な言葉ですが、「自分も変えられない。付き合う人間を変える」との解釈。

他人の常識も自分の常識も変えられないなら、自分の常識に合う人と付き合うという発想。賛否両論はあるでしょうが、面白い考え方でそれなら確かに自分を活かせるのでは。

所感

苦手なことは避け、得意なことで勝負していく。そうはいってもサラリーマンは苦手なこともしないとお給料をいただけないので難しいところですが…。

でも確かに振り返ってみると、自分では自信満々にやったことが周りに評価されず悔しかったり、逆に自分では当たり前に思っていることが賞賛されたり(ここで調子に乗るのが私の悪い癖です…)。当たり前に出来ていること、無理なく続けられることが得意なことと言うのは、確かに言われてみればそうだなあと感じます。

某研修会社では、誰もが同じように同等の成果を出せるように徹底的にマニュアル化するとのことですが、それでは平均点の社員が量産され、発展は無いでしょう。平均点からはみ出た才能を埋もれさせるダメ会社です。

あらためて自分の強みを振り返ったときに、なんだろうと考えると出てこない(笑)。
今で言うとこのブログでしょうか。最初は義務感がありましたが、投資ブログに特化し始めてからは前職で培ったSEO対策も駆使しながらPV数が右肩上がりなのは楽しいですし、今では無理なく続けられます。

今後も自分自身が楽しめながら続けていけるものを探していきたいと思います。

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