iFreeNEXT NASDAQ次世代50の情報を求めて、販売会社の大和アセットマネジメントのHPを閲覧していたところ、面白そうなETFが2021年4月8日に東証に上場することがわかりました。中国の新興市場である、科創板を対象としたETFです。ちょうど銘柄コードが2628となる予定とのことで、2627 グローバルX eコマース-日本株式 ETFの次に東証上場するETFのようです。
今回は、2628 iFreeETF 中国科創板50についてご紹介いたします
2628 iFreeETF 中国科創板50(STAR50) とは
上海証券取引所のイノベーションをリードする企業向け市場である科創板(Science and Technology Innovation Board)に上場する代表的な企業50社を構成銘柄とした株価指数である「STAR50インデックス」を円換算した値に連動する投資成果を目指す東証に上場予定のETFです。
科創板(かそうばん)50 (STAR50)とは
科創板は2019年7月22日に上海証券取引所に設立された中国の科学技術に特化した株式市場です。
その中でも科創板50は代表的な50の銘柄から構成されています。
基本情報
配当月 | 2月 |
配当利回り | 未定 |
経費率 | 0.96% |
基本情報は上記の通りとなります。年1回配当があるとのことですが未定です。経費率が0.96%と高くこのあたりが許容できるかがポイントとなります。
構成銘柄
構成銘柄上位10社については下記の通りとなっております。(2021年2月3日時点)
一位のキングソフトはアンチウイルスやOfficeのフリーの代替ソフトを提供している会社です。(中国なので情報を抜き取られる恐れがあり、使っていませんが)半導体大手SMIC、Montage、と半導体企業が続きます。
セクター比率を見ると圧倒的にIT分野が占めます。中国版NASDAQと言われるのも頷けます。
メリット
成長が期待できる中国IT分野に投資できる
既にハイテク中心の米国NASDAQ100指数が大きなリターンを得ていることは本ブログで何度もご紹介しておりますが、ハイテク銘柄が圧倒的に多い科創板に円で投資できます。同指数に投資するにはこれまでは上海上場の000688に元で投資するしか方法がありませんでしたが、選択肢が拡がります。
デメリット
経費率が高い
他の代替のETFが存在しないためか、経費率は0.96%と非常に高く設定されています。
米中貿易摩擦真っ只中
昨今の米中貿易摩擦により特に中国のIT系企業への圧力が強まっています。国際間競争から半ば強制的に追い出される形になっていますが、バイデン政権でどう変わるのか・変わらないのか現時点では不透明です。
まとめ
中国版NASDAQといえる科創板に投資できるETFですが、何といっても円で投資できるのがメリットです。ただし、経費率が非常に高く、しばらくは様子見です。
中国系のIT企業に投資をするならアリババやテンセントなど含み、国営企業を除いたCXSEで良いような気もします。