久々にリートのETFが登場するようです。2024年6月26日に 210A:iFreeETF 日経高利回りREIT指数 が東証に上場するとの発表がありました。
今回は210A:iFreeETF 日経高利回りREIT指数についてご紹介いたします。
210A:iFreeETF 日経高利回りREIT指数とは
日経高利回りREIT指数の動きに連動させることを目指して運用を行う東証に上場するETFです。です。
日経高利回りREIT指数とは東京証券取引所に上場するすべての不動産投資信託(リート)の中から、予想配当利回りと流動性により選定された銘柄で構成された「日経高利回りREIT指数」に配当収益を加味した指数です。35銘柄程度となります。時価総額に予想配当利回りを加味して銘柄ウエートを決定することで、時価総額加重である東証REIT指数より相対的に高い利回りが期待されます。年に一度、流動性と日経予想配当利回りをもとに指数構成銘柄の定期見直しが行われ、高利回りの維持が期待されます。
REITはもともと高利回りの銘柄が多かったのですが、コロナ禍でホテルやオフィスを中心に需要が低下し株価が暴落、最近では観光の盛り上がりやオフィス回帰の動きがあり回復しております。最大のネックとなるのが利上げ。これまで過去に例のない低金利時代が続いたこともあり、低い金利で借り入れを行い物件を建設していたところに利上げにより利払いが増えると収益を圧縮することになりますので今後の動向に注目です。
基本情報
管理費用 (含む信託報酬) | 年率0.1595%(税込) |
分配金 | 未定 |
基本情報は上記の通りとなります。年率0.1595%と言うことでまずまずなのではないでしょうか。東証ETFなので貸株に出せばよりコストは抑えられます。分配金の利回りが気になるところですが、高配当を謳っているので3%以上はほしいところ。
構成銘柄
構成銘柄については下記の通りとなります。(2024年6月時点)
銘柄名 | 構成比率(%) | 予想配当利回り(%) |
---|---|---|
KDX不動産投資法人 | 8.03 | 4.87 |
インヴィンシブル投資法人 | 5.48 | 4.99 |
日本ビルファンド投資法人 | 5.34 | 4.15 |
ユナイテッドアーバン投資法人 | 5.06 | 4.62 |
日本都市ファンド投資法人 | 4.84 | 4.72 |
野村不動産マスターファンド投資法人 | 4.78 | 4.38 |
オリックス不動産投資法人 | 4.78 | 4.47 |
大和ハウスリート投資法人 | 4.62 | 4.34 |
積水ハウスリート投資法人 | 4.31 | 5.03 |
アクティビアプロパティーズ投資法人 | 4.12 | 4.74 |
総合型のリートが多い印象。 インヴィンシブル投資法人は以前痛い目に遭いましたが…現在では株価が回復しているようです。
まとめ
リートとはもともと高利回りの銘柄が多く、ETFにて低コストで幅広い銘柄に投資できるのはメリットです。直近では利上げが示唆されているので、動向が注目されます。
※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。