ニッセイSOX指数インデックスファンド(米国半導体株)設定決定!!

インデックスファンドの老舗、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドでおなじみのニッセイ<購入・換金手数料なし>シリーズから新商品が2本同時に登場します。

気になる一本目は<購入・換金手数料なし>ニッセイSOX指数インデックスファンド(米国半導体株)。ありそうでなかった、米国の半導体銘柄に連動する指数SOX指数のインデックスファンドで経費率は格安となります。2024年の新NISAを見据えた興味深い新商品となりそうです。

今回は、ニッセイSOX指数インデックスファンド(米国半導体株)についてご紹介いたします。

ニッセイSOX指数インデックスファンド(米国半導体株) とは

ニッセイSOX指数インデックスファンド(米国半導体株)はニッセイアセットマネジメントが運用を行うインデックスファンドです。

米国上場の主要な半導体関連30銘柄で構成されている株価指数であるSOX指数[フィラデルフィア半導体株指数](配当込み、円換算ベース)の動きに連動する投資成果を目指します。主な銘柄は半導体の設計や製造、流通、販売などを手掛ける企業群となります。

ご存知の通り半導体はいまやPC・携帯をはじめとする電子通信機器から、家電・車載器に至るまでありとあらゆる用途に利用されており、昨今のコロナショックや米中対立によるサプライチェーンの混乱による半導体不足で車が作れない!!とのニュースを頻繁に目にしました。そうかと思ったら、コロナの落ち着きもあってデータセンター向け・PC・携帯向けの半導体需要が減少・在庫増となるなど、景気敏感株としての側面が強いのも特徴です。

半導体の景気サイクルは好況・不況を3~4年で繰り返すといわれてきましたが、コロナショックによりサイクルが短くなってきているのではないかと個人的には考えており、好況・不況を繰り返しながら成長していく産業であると考えます。

構成銘柄にも名を連ねるインテルのムーア会長が亡くなられました。ムーア会長は「半導体の集積密度は18~24カ月で倍増し、チップの性能が倍になってもさらなる小型化が進む」という「ムーアの法則」を提唱しましたが、これが半導体の小型化や製造コストの低減につながり、コンピューターやスマートフォンの普及に貢献しました。半導体業界に多大なる功績を残したムーア会長。謹んでご冥福をお祈りいたします。

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基本情報

設定日2023年3月31日
償還日無期限
購入時手数料無料
信託財産留保額なし
管理費用
(含む信託報酬)
年率0.1815%(税込)
+
監査費用
年率0.0011%(税込)
分配金年1回(9月)

基本情報は上記の通りとなります。為替ヘッジはなしとなります。インデックス型の投資信託ですが、私の知る限り他に類似商品のないSOX指数連動型の投信としては破格の管理費用0.1826%!!隠れコストがどのようになるかは未定ですが、かなりの低コスト投信で人気を集めそうな予感がします。

※2023年3月26日付け日経新聞朝刊の速報で、運用期間20年未満・高レバレッジ型・毎月分配のいづれかに該当する商品は新NISA成長投資枠の対象外となることが発表されています。本ファンドはいづれに該当せず、なおかつ低コストであることから、新NISAの有力な積立投資候補に躍り出たのではないかと期待します。

構成銘柄(参考:iシェアーズ セミコンダクターETF SOXX)

構成銘柄については発表されていませんが、参考までにSOX指数を連動指数とするETF:SOXXの構成銘柄上位10位については下記の通りです。(2023年3月末時点)

ティッカー銘柄名比率(%)
NVDAエヌビディア8.76%
AVGOブロードコム8.04%
TXNテキサス・インスツルメンツ7.86%
AMDアドバンスト・マイクロ・デバイセズ7.31%
QCOMクアルコム5.75%
INTCインテル4.35%
LRCXラムリサーチ4.03%
MUマイクロン・テクノロジー3.97%
AMATアプライド・マテリアルズ3.95%
ONオン・セミコンダクター3.91%

構成銘柄は約30。米国の半導体銘柄が対象のため、TSMCは対象外です。ほぼほぼ予想通りの銘柄。インテルよりAMDが構成比率が上なのは何か納得がいかないのは私だけでしょうか?テキサスインスツルメンツにはもう少し頑張ってもらわないと世界の車の販売台数が伸びません。

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パフォーマンス

コロナショック直前から約3年間のパフォーマンスを比較してみました。

青:SOX指数(SOXX)
黄:NASDAQ100(QQQ)
赤:S&P500(IVV)

驚くべきはSOX指数がS&P500はおろか、NASDAQ100指数よりもよいパフォーマンスとなっているところ。また直近のNASAQの下げよりも上位にあります。

買ってみる??

非常に面白い投信でかつ低コストなので試してみたい気持ちがありますが、しばらく様子見です。2024年から始まる新NISAの積立候補の一つとしたいところです。

まとめ

今までありそうでなかった、SOX指数連動の低コストインデックス型投信。管理費用が0.2%未満と言うこともあり、一気に人気を集めそうな気がします。2024年新NISAにむけて、様子を見ながら積立ポートフォリオに組入れるか検討したいと思います。

※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。

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