Oneフォーカス AI【低コストテーマ型インデックス】

近年急速に発展するAI。少し前までは、AIが将棋やチェスに勝ったことがニュースに取り上げられるくらいでしたが、最近ではAIを活用したチャットやデータ分析などの便利なサービスが増えてきました。

AIが進化することで自動車の完全自動運転も現実味を帯びてきます。

今回は、Oneフォーカス AIについてご紹介いたします。

Oneフォーカス AIとは

Oneフォーカス AIアセットマネジメントOneが運用を行うアクティブファンドです。

投資コンセプトは下記の通りです。

  • 世界のAIに関係するソフトウェアとハードウェア企業への投資を行うSolactive Global Artificial Intelligence Indexへの連動を目指す

近年急速に発展を遂げてきたAI。AIを応用すると、自動運転の精度を上げることが出来たり、医療分野では、がんの診断を即座に行えるようになったりとまるで昔映画で見たSFの世界が現実になろうとして老います。

AIの概念そのもののは昔からありましたが、近年急速に伸びてきた要因として、大容量のデータを高速かつ安価に扱うことが出来るようになったためと考えます。様々はパターンのAIに認識させようにもデータ容量に限界があったりネットワークが低速だったりといった問題があり、定型化された動きは出来るものの人間のような柔軟な発想は難しいというのがこれまでのAIでした。しかし、大容量のデータを高速で扱うことが出来るようになり、大量のデータでごり押ししてしまうという少々強引なやり方と精錬されたロジックが組み合わさって成果が出せるようになってきました。今後は5Gの普及によってさらに発展がみこめる分野です。

Oneフォーカスシリーズとは

先進性があり長期にわたり高い成長性が期待される分野のテーマに沿ったファンドシリーズ。

インデックス運用に定評のあるアセットマネジメントOneと高度なIT技術を駆使した高い効率性と価格透明性により多数の指数を算出するSolactive社が連携することにより、低コストでのファンド提供を実現しました。

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基本情報

設定日2020年1月16日
償還日無期限
購入時手数料最大3.3%(税込) 
※証券会社によって異なる。ネット証券は無料
信託財産留保額なし
管理費用
(含む信託報酬)
年率0.495%(税込)
分配金年1回(2月)

基本情報は上記の通りとなります。テーマ型インデックスファンドということもあり、管理費用は0.495%(税込)とかなり安め。

同時に設定されたOneフォーカスシリーズの他の4種のファンドも同一の価格設定となっております。

構成銘柄

月次レポート・目論見書を拝見

公式サイト・証券会社の銘柄紹介で閲覧することの出来る、月次レポート・目論見書・運用報告書を元に、どのような運用方針でどんな銘柄に投資しているかを確認します。

月次レポートは、前月末の情報であり、リアルタイムな情報ではありませんが、長期投資と言う目線で考えればクリティカルな問題にはならないと考えます。

構成銘柄上位10位については下記の通りです。(2021年6月末時点)

銘柄名国・地域比率
NVIDIA CORP米国4.59%
ZOOM VIDEO COMMUNICATIONS INC米国4.02%
EBAY INC米国3.74%
FACEBOOK INC米国3.72%
NETAPP INC米国3.70%
ROPER TECHNOLOGIES INC米国3.66%
ASML HOLDING NVオランダ3.65%
SEAGATE TECHNOLOGY HOLDINGS PLCアイルランド3.62%
TWILIO INC米国3.59%
SAP SEドイツ3.58%

組み入れ銘柄数は約30。大容量でごり押しするためには半導体が必要だろうということでエヌビディアとASMLがランクイン。EBAYは意外でした。自動翻訳や画像認識、写真のクリーンアップなどの技術を利用しているようです。比較的知っている銘柄が多い印象です。

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パフォーマンス

基準価額推移

設定来、基準価額は2021年7月27日時点で、15,890円。

半導体関連銘柄が多いこともあり、コロナショック後から上昇が目立ちます。純資産が少ないのがネックでしょうか。

過去のパフォーマンス

2021年7月末時点の情報です。

期間騰落率(分配金込み)
6ヶ月前から+14.11%
1年前から+46.20%
設定来+58.90%

設定来からみると、+58.90%です。

設定来からは順調に伸びています。AIというよりもAIをごり押しするための半導体関連銘柄の恩恵を受けた形でしょうか。

まとめ

組み入れ銘柄を見る限り半導体関連銘柄が多く、現時点ではAIを活用するための土台作りとしてハードウェアに重点が置かれているような気がします。しばらくすると、AIを使ったサービスなどソフトウェア中心に置き換わるのかもしれません。

※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。

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