低コストテーマ型インデックスファンドを提供するOneフォーカスシリーズから、Oneフォーカス ロボット・テクノロジーをご紹介いたします。ロボットというと、製造業などの向上でのFA機器などが挙げられますが、AIやIotなどのテクノロジーと組み合わせることで飛躍的な向上が期待できる分野でもあります。
第二回となる今回は、Oneフォーカス ロボット・テクノロジーについてご紹介いたします。
Oneフォーカス ロボット・テクノロジーとは
Oneフォーカス ロボット・テクノロジーはアセットマネジメントOneが運用を行うアクティブファンドです。
投資コンセプトは下記の通りです。
- 日本を含む先進国のロボット・テクノロジー関連企業への投資を行うSolactive Industrial Robotics & Automation Indexへの連動を目指す
ロボットと言うとソフトバンクが開発し、はま寿司で受付をやっている「Pepper」などを思い浮かべる方も多いかと思われますが、ここでいう「ロボット」とは製造業や危険な作業下で用いられる作業用ロボット・遠隔作業ロボットなどを指します。人手不足・生産性向上・IT化による作業の高度化に伴い、ロボット関連事業の需要は中国を中心に急速に伸びています。
基本情報
設定日 | 2020年1月16日 |
償還日 | 無期限 |
購入時手数料 | 最大3.3%(税込) ※証券会社によって異なる。ネット証券は無料 |
信託財産留保額 | なし |
管理費用 (含む信託報酬) | 年率0.495%(税込) |
分配金 | 年1回(2月) |
基本情報は上記の通りとなります。テーマ型インデックスファンドということもあり、管理費用は0.495%(税込)とかなり安め。
同時に設定されたOneフォーカスシリーズの他の4種のファンドも同一の価格設定となっております。
構成銘柄
構成銘柄上位10位については下記の通りです。(2021年6月末時点)
銘柄名 | 国・地域 | 比率 |
---|---|---|
MARVELL TECHNOLOGY INC | 米国 | 6.38% |
NVIDIA CORP | 米国 | 4.57% |
ALFA LAVAL AB | スウェーデン | 3.82% |
LATTICE SEMICONDUCTOR CORP | 米国 | 3.75% |
KION GROUP AG | ドイツ | 3.63% |
キーエンス | 日本 | 3.58% |
HEXAGON AB-B SHS | 米国 | 3.58% |
NORDSON CORP | 米国 | 3.56% |
ADVANCED MICRO DEVICES | 米国 | 3.55% |
XILINX INC | 米国 | 3.53% |
組み入れ銘柄数は約30。MARVELL TECHNOLOGYはエヌビディアとAMDを押しのけて次世代通信のほうにも上位に組み入れられておりました。日本からはキーエンスが採用。ロボットといいながら半導体関連銘柄が多い印象です。
パフォーマンス
基準価額推移
設定来、基準価額は2021年7月21日時点で、14,074円。
コロナショック直前に設定されたため、コロナ前との比較は出来ませんが、順調に基準価額を伸ばしています。純資産が少ないのがネックでしょうか。
過去のパフォーマンス
2021年7月末時点の情報です。
期間 | 騰落率(分配金込み) |
---|---|
6ヶ月前から | +2.28% |
1年前から | +32.01% |
設定来 | +40.74% |
設定来からみると、+40.74%です。
ここ6ヶ月は微増といったところですが、設定来からは順調に伸びています。ロボットテクノロジーに完成型はなく、AIや5Gといった他のテクノロジーとの融合により更なる発展が見込めます。
まとめ
ロボットテクノロジーに終わりは無く、単なる自動化効率化だけで無くもしかしたら本当にドラえもんのようなロボットが出てくるかもしれません。そのためには、半導体、AI、ネットワークなど他のテクノロジーとの融合が必要不可欠です。
組み入れ銘柄を見る限り半導体関連銘柄が多かったのは、どのテクノロジーにも必要不可欠な半導体の重要性を示しているのかもしれません。
※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。