国内個別株、REITに手を出して、懲りずにまた新たな投資に手を出す初心者。ちょうど投資雑誌で、米国株は高配当銘柄多いということを知り、興味を持ちました。そんななかバフェット太郎さんという方(アンチも多いですが…)が米国高配当株にて成功されているとの記事をみかけ、米国株への投資に興味がわきました。そんなわけで今回は、初めて買った米国株にしてコロナ禍の大逆風銘柄、EOM:エクソンモービルについてご紹介いたします。
XOM エクソンモービルとは
会社概要
wikipediaから引用すると下記になります。
エクソンモービル(英:Exxon Mobil Corporation)は、アメリカ合衆国テキサス州に本社を置く、総合エネルギー企業である。石油メジャー最大手であり、スーパーメジャーと呼ばれる6社の内の一社である。
(中略)
エクソンモービルは世界200カ国以上で事業を展開している。21カ国に38の石油精製所を展開し、毎日の石油精製量は630万バレルである。エクソンモービルが保有している石油埋蔵量は2007年末で720億バレル換算とされ、現在の生産量で14年以上持つと予想される。
wikipediaより抜粋
世界200カ国以上でエネルギービジネスを展開する石油最大手企業です。
石油エネルギーは経済活動を進めていく上で、必要不可欠なものです。
とはいっても、将来的にガソリン車の販売を禁止するなどの動きも欧米にて広がってきています。
(ただ、この点についてはガソリン車に強い日本勢を締め出し、電気自動車で覇権を握ろうという別の思惑があるとも個人的には感じています)
近年ではSDGs,ESG投資といった言葉が注目され「石油・石炭」「タバコ」といった銘柄が敬遠されています。
その中でもエクソンモービルは最大手の企業で、早々つぶれるような企業ではない…そう思ってました。コロナショックが起こるまでは…。
株価チャート
過去2年の株価チャートは下記の通りです。
2019年12月まではそこそこでしたが、中東情勢不安、そしてコロナショックで急落。その後一時持ち直しの兆しを見せましたが、新型コロナウイルス再拡大の動きから再び低迷。コロナショック時とほぼ変わらない水準で株価が推移しています。
業績
年度 | 2015/12 | 2016/12 | 2017/12 | 2018/12 | 2019/12 | 2020/12 |
売上高 | 239,854.00 | 200,628.00 | 237,162.00 | 279,332.00 | 255,583.00 | 178,388.17 |
営業利益 | 12,883.00 | 936 | 12,074.00 | 20,839.00 | 11,531.00 | |
税引前当期利益 | 21,966.00 | 7,969.00 | 18,674.00 | 30,953.00 | 20,056.00 | -855.54 |
当期利益 | 16,150.00 | 7,840.00 | 19,710.00 | 20,840.00 | 14,340.00 | -1,965.63 |
EPS(ドル) | 3.85 | 1.88 | 3.23 | 4.81 | 3.19 | -0.25 |
配当(ドル) | 2.88 | 2.98 | 3.06 | 3.23 | 3.43 | 3.48 |
1株当り純資産 | 41.1 | 40.34 | 44.28 | 45.27 | 45.26 | 41.56 |
過去5年の業績です。2020年12月期は営業赤字に転落。コロナウイルス感染拡大の影響で、経済活動が抑えられていることが影響しており、原油需要の減少により原油価格が低迷していることが主な原因です。飛行機が飛ばないわけですから、おのずと原油消費量は減ってしまいます。
加えて、サウジアラビアがOPECやロシアとの協調減産交渉の決裂を受けて、2020年3月に突然原油増産を発表し、原油価格が大きく下落したことも要因の一つです。
配当に関しては37年連続増配!さすがに今年で増配記録は途絶えてしまいましたがそれでも配当維持。ただ、利益を配当として吐き出している状況ですので会社の経営状態が気になるところです。
投資 経験談
2019年末 バフェット太郎さんの米国高配当株投資に興味をもつ
バフェット太郎さんが提唱する米国株配当再投資戦略に興味をもつ。
米国株配当再投資戦略とは
米国株のディフェンシブ銘柄10銘柄について下記のルールで運用します。
- 米国株の高配当銘柄10社に均等分散投資して配当は再投資する
- 毎月最後の金曜日に時価評価額最低銘柄を5,000ドル分買い増す
10銘柄は下記となります。
- WMT(生活必需品)
- KO(生活必需品)
- MO(生活必需品)
- PM(生活必需品)
- PG(生活必需品)
- JNJ(ヘルスケア)
- VZ(通信サービス)
- IBM(情報通信)
- MCD(一般消費財)
- XOM(エネルギー)
これを自分流に解釈し、5,000ドル→1,000ドル、上記10銘柄を参考に高配当銘柄を5銘柄ほど毎月買う。というルールで投資を開始しました。
実際に購入したのは、エクソンモービルを含め個別株×3、高配当ETF×2。その他の銘柄については後日ご紹介いたします。
日本株は配当が低い。米国株に投資して配当金ゲットだ!まずは配当利回りが高いXOMだ。
$68.5で13株ほど購入。
中東情勢不安、コロナショック、業績不振の三重苦が襲う
年明けすぐ、中東情勢不安で、株価続落…
一時的なものだから株価は戻るんじゃないか…(2回目)
そしてコロナショックで株価急落。半値以下の$30付近まで大暴落。
完全に売るタイミングを逃してしまった…(2回目)
2020年8月 NYダウ平均30種からも外れる
2020年8月、エクソンモービルをNYダウ平均30種から除外し、セールスフォース・ドットコムに入れ替えると公表しました。
ダウ構成銘柄であるアップルが株式分割することでITセクターの構成ウエートが大きく低下することから、セールスフォースを採用したものです。
まさに踏んだりけったりです。
塩漬け…配当金をもらいながら株価が戻るを待とう…
教訓
- 損切りの判断を早めに
- 高配当銘柄は特に注意!
ただ、国内の低迷銘柄と違って、新型コロナウイルスが落ち着き、経済活動が回復してくれば原油の需要回復し、株価も戻るのではないかと思います。完全にもとの生活には戻らないでしょうが、航空機が飛ぶようになれば流れが変わってくると思います。
それまでは、配当金をもらいながら損切りせず気長に待ちます。