本屋に立ち寄ったところ、気になったので購入。様々な書籍を読んで、だいぶメンタルのコントロールはできるようになっては来ていますが、そうは言っても嫌な過去や不快な人間は忘れられないもの。
著者は東大出身のかた。東大式の合理的な感情コントロール術とは。
概要
タイプ別感情コントロール法
ポジティブかネガティブか、自責か他責かでだいたい4タイプに分かれる。一人の型にはめないのはさすが東大式。
- Aタイプ ポジティブ✕自責
- Bタイプ ネガティブ✕自責
- Cタイプ ポジティブ✕他責
- Dタイプ ネガティブ✕他責
ちなみに私はBタイプでした。Dタイプが上司や社長だったら大変なことになりそうです。
不安・孤独との向き合い方
- 考える余裕がないくらい予定を詰め込む
- 夜暗いせいだと思いこむ
- 不安を書き出す
劣等感・自身のなさ
- 劣等感をエネルギーとする
- 点数化できない分野・誰もやったことのない分野で自信をつける
- ルーティーン化、選択する回数を減らす(スティーブ・ジョブズが同じ服を沢山持っており、選択する回数を減らしていたというのは有名な話。いつも一緒の服と馬鹿にしてくる輩は無視しましょう)
- 間違えてもいいと思えること
- 他人は自分が思っているほど自分に興味がない
いらいら・怒りを消し去る
- いらいらや怒りは、あとでよいことが起こるための「貸し」と考える
- むかつく人は、人間と思わない。人間だと思うから腹が立つ。
無気力との向き合い方
- 逆に思いっきり遊んでみる。罪悪感が湧いてきて、勉強する気になる
所感
東大生にもいろいろ悩みはある。本書の良いなあと思ったところは、単に著者の体験談を押し付けるのではなく、東大の勉強仲間や膨大な文献の中から裏付けとなるデータによる客観的事実が示されている点、タイプ別に4つに分類し、タイプごとに異なる対処法が示されている点です。タイプが異なっても、なるほどと思うこともありますし、納得できない点もあります。
一ついえるのは、東大に行くような人は非常に合理的な考え方をしているということ。無駄に悩んでいる暇はないということです。
悩んでいる暇があったら勉強をしましょう。