【書評】「イヤな気持ち」を消す技術

病んでるわけではありませんが、ふと何年も前に非常に不快で失礼なことを言われたことを思い出してしまうため、何かのヒントになればと購入。ただ、後述しますが残念な著書となりました。

概要

脳は失敗の経験を重要視する

命の危険があるため。毒キノコを食べそうになった、猛獣に襲われそうになった、崖からおちそうになったなど、古来人間が生存していくために必要だった。

現在は過去の経験の積み重ね

現在は、過去のベストの経験を積み重ねてきたベストの結果。よく選択を後悔することがあるが、それは時が経って経験を積んだからこそ考えられること。選択をした時点ではベストな判断をしている(昔サッポロビールのCMで所ジョージが同じようなことを言っていたような気がします)

→過去の嫌な記憶は、その過去から離れたことで今ベストになれたと思えばよい。

嫌な記憶を書き換える

強引ですが、嫌なことがあったから怒りを感じるとか腹が立つではなく、その経験のおかげで成長できた、嫌なことをする人から離れることが出来たから今があるとプラスに考えるようにする。

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所感

前半部分はなるほどと思いながら読み進めていたのですが、後半になるにつれ、不快な気持ちとなりました。理由は著者苫米地英人という人の思い込み・決め付けたような考えが多すぎること。

  • うつ病になる人は好きでうつ病になっている
  • テレビを見る人は電通病
  • 会社で出世するためには悪いことをしなければならない

まえがきの部分で触れられていた政治批判・コロナワクチンの若年層への接種は不要だという主張から怪しさは感じていました。

また、肝心の「イヤな気持ちを消す技術」については、一部の心理学者にしか教えていないとのこと。

せっかくなるほどと思う意見もあっただけに残念な著書となりました。ブックオフ行きです。

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