Oneフォーカス ミレニアルズ【低コストテーマ型インデックス】

ミレニアルズという言葉があります。ミレニアルズとは1980~1990年代に生まれた世代のことを指し、全世界レベルでは最大の世代層であることや収入の増加により今後の世界を牽引する世代であると見込まれています。ミレニアルズの特徴として、デジタル消費・スマート消費・コト消費が挙げられます。ミレニアルズ世代が消費の中心となることにより、経済の中心が変化するといわれています。例えば、テレビを見ない代わりにYoutubeやAmazonプライム・Netflicks、車離れ、ネットショッピングの普及などです。

今回は、Oneフォーカス ミレニアルズについてご紹介いたします。

Oneフォーカス ミレニアルズとは

Oneフォーカス ミレニアルズアセットマネジメントOneが運用を行うアクティブファンドです。

投資コンセプトは下記の通りです。

  • ミレニアル世代が興味を持つさまざまな分野の企業への投資を行うSolactive Millennials Indexへの連動を目指す

「ミレニアルズ(ミレニアル世代)」は、1981年以降に生まれ2000年以降に成人となった世代を指します。それ以前の世代とは消費行動やライフスタイル、価値観などが異なるため、彼らが消費世代の中心となるときには、経済に与える影響が大きいといわれています。特徴としてはモノよりも体験にお金を使い、SNSで体験を共有する傾向があります。

情報収集に関しては検索エンジンよりもSNS、広告よりも口コミを重視します。所謂ブラック企業のような社会的責任を十分に果たしていない企業はミレニアルズからの支持を得られず淘汰される可能性もあるといわれています。

Oneフォーカスシリーズとは

先進性があり長期にわたり高い成長性が期待される分野のテーマに沿ったファンドシリーズ。

インデックス運用に定評のあるアセットマネジメントOneと高度なIT技術を駆使した高い効率性と価格透明性により多数の指数を算出するSolactive社が連携することにより、低コストでのファンド提供を実現しました。

スポンサーリンク

基本情報

設定日2020年1月16日
償還日無期限
購入時手数料最大3.3%(税込) 
※証券会社によって異なる。ネット証券は無料
信託財産留保額なし
管理費用
(含む信託報酬)
年率0.495%(税込)
分配金年1回(2月)

基本情報は上記の通りとなります。テーマ型インデックスファンドということもあり、管理費用は0.495%(税込)とかなり安め。

同時に設定されたOneフォーカスシリーズの他の4種のファンドも同一の価格設定となっております。

構成銘柄

月次レポート・目論見書を拝見

公式サイト・証券会社の銘柄紹介で閲覧することの出来る、月次レポート・目論見書・運用報告書を元に、どのような運用方針でどんな銘柄に投資しているかを確認します。

月次レポートは、前月末の情報であり、リアルタイムな情報ではありませんが、長期投資と言う目線で考えればクリティカルな問題にはならないと考えます。

構成銘柄上位10位については下記の通りです。(2021年6月末時点)

銘柄名国・地域比率
JUST EAT TAKEAWAY.COM NVオランダ3.19%
LI NING CO LTDケイマン諸島2.88%
ANTA SPORTS PRODUCTS LTDケイマン諸島2.49%
DOORDASH INC米国2.16%
ROBLOX CORP米国2.13%
DADA NEXUS LTD ADRケイマン諸島2.00%
ZALANDO SEドイツ1.94%
NIKE INC-CL B米国1.91%
MONCLER SPAイタリア1.91%
LULULEMON ATHLETICA INC米国1.91%

組み入れ銘柄数は約60。ドアダッシュ・ロブロックスのような直近IPOから、老舗のNIKEまで幅広いですが、小売が多い印象です。JUST EAT TAKEAWAY.COMはデリバリーの会社、出前館・ウーバーイーツのようなイメージです。

スポンサーリンク

パフォーマンス

基準価額推移

設定来、基準価額は2021年7月30日時点で、14,449円。

直近3ヶ月は停滞中ですが、緩やかな右肩上がりの線を描きつつあります。

過去のパフォーマンス

2021年7月末時点の情報です。

期間騰落率(分配金込み)
6ヶ月前から+1.94%
1年前から+34.33%
設定来+44.49%

設定来からみると、+44.49%です。

2020年のコロナショック直前に設定されたばかりのため、正確な評価は出来ません。コロナウイルスの感染拡大でデリバリー需要が一気に拡大しました。ドアダッシュやJUST EAT TAKEAWAY.COMはその恩恵を受けましたが、コロナウイルスが収束に向かったときにはどのような銘柄の構成となるのでしょうか。

まとめ

ミレニアルズは今後消費の中心となる世代。高級車や家というよりも、情報端末、旅行・フィットネスなどの体験に消費が移りつつあります。そのなかで健全な経営を行っている企業への関心が移っているようです。間違っても東芝や三菱電機のようなブラック企業には投資しないようにしましょう。

※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。

タイトルとURLをコピーしました