新NISAに向けて、多数の格安インデックスファンドが登場する中、楽天投信投資顧問株式会社から新商品の発表がありました。
2023年10月27日に楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド、楽天・S&P500インデックス・ファンドの日本を設定するとのことです。
人気の全世界株式とS&P500指数連動型の商品でいづれも、競合他社商品と同率最安値の管理費用となります(隠れコスト除く)
詳細を見ていきます。
楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドとは
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(MSCI ACWI)に連動する投資成果を目指して運用を行います。
実際の投資対象としては、先行して設定された日本株式、先進国株式(除く日本)、新興国株式に投資するマザーファンドになります。
基本情報
購入時手数料 | なし |
信託財産留保額 | なし |
管理費用 (含む信託報酬) | 年率0.05775%(税込) |
基本情報は上記の通りです。信託報酬は破格の0.05775%で競合他社と同率最安値となる見込みです(隠れコスト除く)
参考までに全世界株式に連動するインデックスファンドは下記の通りです。
ファンド名 | 管理費用 | 純資産 |
---|---|---|
Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式) | 0.05775% | 17.37億円 |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 0.05775% | 1兆4,705.83億円 |
Funds-i Basic 全世界株式(オール・カントリー) | 0.05775% | 9.0 億円 |
楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド | 0.05775% | – |
これで最安値のファンドが4本同率で並ぶことになりました。 Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス が最安値となる 0.05775% にて設定された後、 Funds-i Basic 全世界株式(オール・カントリー) が追随。当初 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) は追随しない方針を示していましたが、方針転換。同率で並んでいる状況です。純資産に天と地ほどの差がある状況なので、当分は元祖オルカンの eMAXIS Slim 全世界株式 が無難でしょう。
隠れコストがどれくらいになるかが注目です。
楽天・S&P500インデックス・ファンド
米国S&P500指数の値動きに概ね連動する投資成果を目指して運用を行います。
実際の投資対象としては、こちらも先行して設定されたマザーファンドになります。
基本情報
購入時手数料 | なし |
信託財産留保額 | なし |
管理費用 (含む信託報酬) | 年率 0.09372%(税込) |
基本情報は上記の通りです。信託報酬は0.09372%で他社の最安値に並びます。
参考までにS&P500指数に連動するインデックスファンドは下記の通りです。
ファンド名 | 管理費用 | 純資産 |
---|---|---|
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 0.09372% | 2兆6,020.36億円 |
Funds-i Basic 米国株式(S&P500) | 0.09372% | 6.7億円 |
たわらノーロードS&P500 | 0.09372% | 21.68億円 |
楽天・S&P500インデックス・ファンド | 0.09372% | – |
代表的なインデックスファンドは以上となります。
管理費用はいづれも最安値となりましたが、やはりeMAXIS Slim 米国株式(S&P500) の純資産が群を抜いています。
こちらも隠れコストがどれくらいになるかが注目です。
まとめ
楽天からも新商品が発表になりました。当面は販売会社は楽天証券だけのようです。
各社から新NISAを睨んで多数の商品が発表されていますが、当面は実績があり純資産が大きなファンドを選んでおけばいいかと思われます。
※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。