2021年1月14日より、SBI証券と楽天証券にて、iFreeNEXT NASDAQ次世代50という新しい投資信託の商品が販売開始になりました。2020年12月29日に運用元の大和アセットマネジメントからアナウンスがあり、話題となっていた商品です。
非常に気になる商品ですので、本ブログとしては初めて個別の投資信託を取り上げさせていただきます。
今回はiFreeNEXT NASDAQ次世代50についてご紹介いたします。
iFreeNEXT NASDAQ次世代50とは
将来的にNASDAQ100指数への組み入れが見込まれる企業50社で構成されているNASDAQ Q‐50指数(NXTQ)の値動きに連動した投資成果を目指す、投資信託です。NASDAQ100指数と同様に金融関連の銘柄が含まれておらず、ハイテクやバイオテクノロジーなどの新興銘柄が対象となります。該当する米国ETFはQQQNとなりますが、日本の証券会社では取り扱いがありません。
基本情報
購入時手数料 | なし |
信託財産留保額 | なし |
管理費用 (含む信託報酬) | 年率0.495%(税込) |
基本情報は上記の通りとなります。メジャーなインデックス型の投資信託と比較すると、管理費用は高めですが、それでも年間0.495%は破格。ちなみに同社の販売しているNASDAQ100への連動をめざすiFreeNEXT NASDAQ100インデックスも0.495%ですから、かなり良心的な設定であると考えます。
構成銘柄
構成銘柄については下記の通りとなっております。
(2021年1月14日現在 ETF QQQNの構成銘柄より)
銘柄名 | 構成比率 |
Roku, Inc. Class A | 4.42% |
CrowdStrike Holdings, Inc. Class A | 4.20% |
Trade Desk, Inc. Class A | 3.30% |
Zscaler, Inc. | 2.69% |
Enphase Energy, Inc. | 2.55% |
Etsy, Inc. | 2.52% |
Fortinet, Inc. | 2.42% |
Astrazeneca PLC Sponsored ADR | 2.40% |
Coupa Software, Inc. | 2.34% |
Old Dominion Freight Line, Inc. | 2.33% |
ViacomCBS Inc. Class B | 2.30% |
Garmin Ltd. | 2.28% |
Take-Two Interactive Software, Inc. | 2.24% |
Teradyne, Inc. | 2.22% |
Liberty Broadband Corp. Class C | 2.17% |
Yandex NV Class A | 2.15% |
Datadog Inc Class A | 2.14% |
MongoDB, Inc. Class A | 2.13% |
Zebra Technologies Corporation Class A | 2.12% |
DraftKings Inc Class A | 2.04% |
Qorvo, Inc. | 2.03% |
Hologic, Inc. | 1.95% |
Alnylam Pharmaceuticals, Inc | 1.88% |
Royalty Pharma Plc Class A | 1.87% |
Expedia Group, Inc. | 1.87% |
SS&C Technologies Holdings, Inc. | 1.76% |
StoneCo Ltd. Class A | 1.76% |
Trimble Inc. | 1.75% |
NovoCure Ltd. | 1.75% |
SolarEdge Technologies, Inc. | 1.73% |
Tractor Supply Company | 1.72% |
Monolithic Power Systems, Inc. | 1.72% |
Insulet Corporation | 1.71% |
Horizon Therapeutics Public Limited Company | 1.70% |
Logitech International S.A. | 1.68% |
Ulta Beauty Inc | 1.62% |
Akamai Technologies, Inc. | 1.61% |
Expeditors International of Washington, Inc. | 1.60% |
Citrix Systems, Inc. | 1.60% |
J.B. Hunt Transport Services, Inc. | 1.54% |
Pool Corporation | 1.51% |
Masimo Corporation | 1.49% |
Seagate Technology PLC | 1.48% |
Cognex Corporation | 1.44% |
BioMarin Pharmaceutical Inc. | 1.44% |
Wix.com Ltd. | 1.42% |
BeiGene, Ltd. Sponsored ADR | 1.33% |
C.H. Robinson Worldwide, Inc. | 1.30% |
NortonLifeLock Inc. | 1.23% |
Alliant Energy Corp | 1.17% |
CASH | 0.38% |
構成銘柄数は、その名のとおり50銘柄。ロク、クラウドストライク、エッツィなど最近知られるようになってきた銘柄が多く含まれます。
メリット
NASDAQ100をしのぐリターンと成長の可能性
過去1年のリターンを比較すると、NASDAQ100指数に匹敵しわずかに上回る成果を出しています。
NASDAQ100採用銘柄に比べると時価総額の小さな銘柄が多いため、今後の成長が期待できます。
青:NASDAQ Q-50
橙:NASDAQ 100
デメリット
値動きは荒い
新興市場のNASDAQにおいて、NASDAQ 100指数でさえ荒い値動きをしますが、その次の50銘柄となるとさらに荒い値動きとなる可能性があります。少々の乱高下では動じることなく地道に積立投資が出来る方向けです。
早速買ってみた
いつもはETFを検討するだけ検討してなかなか手を出しませんが、今回は早速2万円ほど購入しました。つみたてNISA対象銘柄ではありませんが、今後は毎月の定期積み立ての検討に入れたいと思います。
まとめ
NASDAQ Q‐50指数に投資できる投資信託は今のところ他に存在せず、管理費用もそこそこのため一気に人気を集めそうな気がします。
コロナショック時にiFreeNEXT NASDAQ100インデックスへの投資を検討したものの、結局手を出さずに後悔した苦い経験があるため、今回はチャレンジしてみようと思います。
※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。